15:00
韓国国立劇場 タルオルム劇場
自由席 15000W
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主催:国立劇場、韓国仮面劇研究会
出演:ヤン・ソウン/양소운、キム・ギス/김기수、チョン・ジェチョン/정재천、チョ・ウニョン/조운용、チャン・ジュンソク/장준석、キム・ベクス/김백수、キム・ソンミ/김선미 他
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「全科場完版公演」と銘打たれた鳳山タルチュムの公演。所要時間4時間45分(休憩20分含む)。上演された7つの科場は以下の通り。
第1科場 사상좌춤/四上佐舞
第2科場 팔목중춤/八墨僧舞
第3科場 사당춤/寺党舞
第4科場 노장춤/老丈舞
第5科場 사자춤/獅子舞
第6科場 양반춤/両班舞
第7科場 미얄춤/ミヤル舞
それぞれの科場は独立した内容で、一部登場人物が重なる場もある。場によって、舞踊主体のもの、演劇的要素が強いものなど多様な内容。本来は神事の一環であり、宗教的にも芸能的にも非常に様々な要素が混在していて興味深い。猿を子役が演じるのに驚いた。まるで「靱猿」である。朝鮮半島に猿はいなかったと聞いているのだが。
舞台下手でチャンゴ、ジン、ピリなどの楽器が音楽を担当。80歳近い?お婆さんヤン・ソウンが叩くチャンゴが5時間の舞台を引っ張った。弱々しくも見える小柄な身体でよくもそこまで。気迫のチャンゴにひたすら感動。
客席は満席。以前通っていた完唱パンソリ同様、意外に若い人が多い。10歳以下の子供連れもちらほら。5時間の長丁場と知らずに来たらしい。客席から「엄마, 앙녕!(おかあさん、元気?)」と可愛らしい声がかかる微笑ましいハプニングも。
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