2010-01-05

歌舞伎座さよなら名物9

歌舞伎座さよなら名物

歌舞伎座さよなら名物

 上は「桟敷幕乃内」、下は「桟敷寿司」、どちらも桟敷席限定メニューです。開演前に係の人が席へ注文を取りに来て、食事時間の幕間までにそっと届けておいてくれます。

歌舞伎座さよなら名物

 一世一代、一階東桟敷のチケットを取りました。「さよなら」の前に、やっぱり一度は座ってみたいな~と思って。

 桟敷席は新しい歌舞伎座にもつくられるようですが、どんな風情になるのやら。
 桟敷から場内を眺めていて、歌舞伎座は何物にも代え難い劇場だなぁとつくづく思いました。空間に独特の雰囲気があるんですよね。

Imgp6981

☆関連記事
 歌舞伎座名物(もりかき揚げ)
 歌舞伎座名物2(めでたい焼)
 歌舞伎座名物3(小倉アイス)
 歌舞伎座さよなら名物4(くずきり)
 歌舞伎座さよなら名物5(カレーコーナー)
 歌舞伎座さよなら名物6(人形焼)
 歌舞伎座さよなら名物7(甘栗)
 歌舞伎座さよなら名物8(鴨せいろそば)

2010-01-04

三が日

��月1日(金・祝)
 夕方から実家へ。毎年恒例、妹夫婦共々美味しいものを食べさせてもらう食事会です。

 今年のデザートは、モロゾフのチーズケーキとストロベリーカスタードタルト。お土産は、新宿高野のフルーツガトーにクリスタルデュオ。

 大人6人でお酒は缶ビール5本? 甘党一家の元日でした。

1月2日(土)
 昼間はのんびり。

 夕方、最近見つけた地元の魚料理のお店を初訪問。
 お通しがフグの白子にアンキモ。お刺身盛り合わせ、海鮮豆腐、有頭海老の焼き物、アナゴの煮付、マグロのつみれあんかけ……どれも美味しうございました。試しに頼んでみた海鮮チヂミも韓国料理店顔負けでしたし。(しかも韓国料理店より安い!)
 マイ定番の梅酒ロックはフルボディの焼酎がベース。一杯飲みきらない内に酔いが回り、お店の横に停めた自転車、うっかり忘れて帰っちゃいました。

 夜、テレビで歌舞伎座の生中継を見物。
 中村雀右衛門休演で、代役は中村魁春。雀右衛門が25日間皆勤するとは誰も思ってなかったでしょうが、初日から休演とは。晩年の大成駒のように、体調次第で出たり出なかったりの一ヶ月になるのでしょうか。舞台に立つ姿をもう一度見たいです。

1月3日(日)
 出かける支度をしながらウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ていたら、「ウィーンのボンボン」という曲が始まりました。画面にはウィーンのお菓子職人たちの芸術的な技が次々と。ザッハトルテにアンナトルテ、美味しそう~。
 続いての曲は「シャンパン・ポルカ」。NYCで食べたトイスチャーのシャンパントリュフ、また食べたい~。チョコレートが頭から離れません。
 ウィーン楽友協会大ホール天井の繊細なレリーフが、チョコレート細工に見えました。

 午後から大学時代の恩師を囲んでの新年会へ。学部3年の時からほとんど毎年参加してます。考えてみるとすごいですね。

 帰りに新宿へ寄り道して買物。
 バーゲンのスカートを手にとってためつすがめつしていると、「そちらはガーリーな感じでぇ、素敵なんですよぉ」と店員さん。
 ガーリー? 暗に「アンタは買うな」って言われてるんでしょうか、ワタシ。
 同じ商品でもセールストークは複数パターン用意して、相手によって使い分けるように教育した方がよいのでは……などと脳内で余計なお世話しつつ、結局試着して購入決定。私が着ても、がーりー、なのでしょうか。

2010-01-03

韓国映画情報/10.01.03

 新春韓国映画情報その2。今後5年間の展望と過去5年間の分析記事です。




2014、映画館観客1億7000万、年平均2%成長
 ヘラルド経済 2010.01.02

 映画振興委員会(영화진흥위원회)が最近発表した「2010~2014韓国映画興行構造及び市場規模予測」報告書によれば、2014年、映画館の観客数は1億6569万人に達し、向こう5年間の韓国映画市場は年平均1.9%ずつ成長するという展望が示されたという記事です。

 洋画観客数の減少傾向にも関わらず、韓国映画の善戦に力を得て、全体の映画館観客は着実な増加率を見せるという分析だそうです。洋画観客数は毎年2~3%ずつ減少すると予想される反面、韓国映画の観客数は年平均5%成長するだろうとのこと。

      *  *  *

 韓国映画の成長率が年5%というのは楽観的な気もしますが、勢いに乗って前年比20%増なんて年があったりもしそうなので、十分可能性あるのかもしれません。
 日本の映画の総入場者数は1億6000万人前後で横ばい(2009年は増えてる?)が続いてます。2014年の韓国が1億7000万近くになるなら、日本を追い抜くかもしれないってことですね。日本の人口は韓国の2.5倍なのですが。
 韓国は映画の入場料が安いので(8000~9000ウォン)、市場規模で日本が韓国に抜かれることはまだ当分ないでしょうけれど、映画ファンが増えれば良い映画が生まれる可能性も高くなっていくだろうなぁと思うと、この報告書の展望は羨ましいですね。


韓国映画輸出「量は増え、金は減り」
 チャムニュース 2010.01.01

 タイトル通り、韓国映画の輸出本数は着実に伸びているものの、輸出額が減っているというレポートです。具体的な数値が出ているので、記しておきます。

 1月1日、国会予算決算特別委員会のファン・ヨンチョル(황영철)委員が文化体育観光部から受け取った資料によれば、最近5年間に輸出された韓国映画は、2004年194本、2005年202本、2006年208本、2006年208本、2007年321本、2008年354本と増加を続けているそうです。

 ところが、輸出額はと言えば、2004年5828万ドル、2005年7599万ドル、2006年2415万ドル、2007年1238万ドル、2008年2054万ドル。最高額の2005年と最低額の2007年とで6倍もの開きがあることが明らかに。

 輸出先は、最近5年間全体の輸出額1億9172万ドルの内、77%に当たる1億4822万ドルがアジア地域、続いて2903万ドルがヨーロッパ、1025万ドルが北米とのことです。

 国別にみれば、日本が1232万ドルで最も多く、アメリカ968万ドル、フランス814万ドル、タイ810万ドルの順。

 反対に最近5年間の外国の直接配給映画のロイヤルティ支払額は、2004年402億、2005年447億、2006年429億、2007年481億と増え続けていたものの、2008年には232億と減少傾向にあるそうです。

 ファン委員は「かつては文化を構成する一領域にすぎなかった映画が、今や高付加価値を創出する未来産業として評価されており、継続的な育成を通じて経済的波及効果を高めるべきであろう」と述べているとのこと。

      *  *  *

 海外作品のロイヤルティ額は単位が記されていないのですが、ドルですよね。

 輸出額、6倍の差があるとありますが、1本当たりの額を比べると、2005年は37万6188ドル、2007年は3万8567ドル。この頃、買い付けのロイヤルティを抑えるのは世界的傾向だったと思いますが、それにしても10分の1になっちゃうというのは凄いですね。

 国別輸出額で、日本とアメリカ・フランスと意外に差がないのだな~と思いました。タイに売れてるってのも意外です。

 こういう記事が出ること自体、韓国の映画界が「世界」に向けて映画を作っているということを意味するわけで、これまた羨ましいことです。

韓国映画情報/10.01.02

 新年を迎え、2010年の韓国映画について、また最近数年間の韓国映画産業の展望についての記事が出てきています。
 まずは、製作進行中、あるいはこれから製作される、2010年の話題作いろいろ。




2010年忠武路「王の帰還」、ブランド映画の勝者は?
 OSEN 2010.01.01

 2010年韓国映画界は華麗な「王の帰還」が続き、「熟成されたワインのような老練美と輝く才能を兼ね備えた監督たち」の「ブランド映画」が列をなしている、とのこと。

 記事で具体的に挙げられている監督と作品は……

 「韓国映画界の巨匠」として、イム・グォンテク(임권택)とイ・チャンドン(이창동)。
 イム・グォンテクの「月の光を育てること(달빛 길어올리기)」は同監督101番目の作品で、かつて「ミミとチョルスの青春スケッチ(미미와 철수의 청춘스케치)」で共演したパク・ジュンフン(박중훈)とカン・スヨン(강수연)が再び顔を合わせることにも意味があるとのこと。
 また、イ・チャンドンの「詩(시)」は女優トロイカ第一世代とされるユン・ジョンヒ(윤정희)の復帰作でもあります。

 過去に1000万人以上の観客を動員した「1000万ブランド」として、「王の男(왕의 남자)」のイ・ジュニク(이준익)と「シルミド(실미도)」のカン・ウソク(강우석)。
 イ・ジュニクの時代劇「雲から抜け出した月のように」は4月頃公開。ファン・ジョンミン(황정민)、チャ・スンウォン(차승원)が時代劇でどんな演技を見せるか注目されています。
 カン・ウソクの「イッキ(이끼)」は2010年上半期公開予定。チョン・ジェヨン(정재영)とパク・ヘイル(박해일)の共演が見所。
 他に、「海雲台(해운대)」で1000万人を達成したユン・ジェギュン(윤제균)がハリウッド進出作となるSFスリラー「第7光球(제 7광구)」を準備中だそうです。

 最後に「問題作・スタイリスト」として挙げられているのが、イム・サンス(임상수)、リュ・スンワン(류승완)、キム・ジウン(김지운)。
 問題作監督のイム・サンスは故キム・ギヨン監督の「下女(하녀)」をリメイク。チョン・ドヨン(전도연)とソウ(서우)のクロスキャスティングとイ・ジョンジェ(이정재)のオム・ファタール(Homme Fatale)演技が注目されているとのこと。
 韓国映画のスタイリストと呼ばれるキム・ジウンの新作は、チェ・ミンシク(최민식)が出演するアクション・ノワール「亜熱帯の夜(아열대의 밤)」。
 リュ・スンワンの新作スリラー「不当取引(부당거래)」では、ファン・ジョンミンとリュ・スンポム(류승범)が「死生決断(사생결단)」に続いて共演とのこと。

      *  *  *

 う~ん、話題作目白押しですねぇ。

 イム・グォンテク監督の「月の光を育てること」は 以前にも紹介したことがあります が、韓紙を素材として取り上げるというのが面白そう。

 イ・チャンドン監督「詩」に主演するユン・ジョンヒ、60年代~70年代を代表する女優です。フィルモグラフィー を見てみましたが、映画出演は16年ぶりになるんでしょうか。「自由夫人(자유부인)」はDVDがあるので見てみなくちゃ。
 ちなみに、女優トロイカ第一世代のあと二人は、ナム・ジョンイム(남정임)とムニ(문희)です。

 イ・ジュニク監督の時代劇は映像的に楽しみ。「王の男」とはまた違った色合いの時代劇を見せてほしいですね。

 カン・ウソク監督の「イッキ」は ユン・テホ(윤태호)の同名漫画 が原作です。漫画は「謎の部落で父の死をめぐって繰り広げられる、本格韓国式残酷スリラー」だとか。

 イム・サンス監督の「下女」リメイクは見てみたい~。イ・ジョンジェの「オム・ファタール」って、ファンは必見ですねぇ。

 監督キム・ジウン、主演チェ・ミンシク、アクション・ノワール、「亜熱帯の夜」。キーワード並べただけで、頭の中で勝手にめくるめく世界が展開しちゃってます。

 韓国映画、2010年も熱いです。
 展望記事も一緒にご紹介しようと思ってたのですが、長くなっちゃったのでそちらは改めて。

2010-01-01

本年もどうぞよろしく

Imgp6880

 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
 本年も何とぞよろしくお願いいたします。

 2010年、
 一人でも多くの素敵な方とお会いできますように!
 一つでも多くの素晴らしい舞台と出逢えますように!

どうぞ良いお年を

 早いもので今年も終わり。いろいろなことがありましたが、お陰様で無事に大晦日を迎えることができてホッとしています。

 今年も大勢の方々にこのブログをご訪問いただきました。記事を読んで下さる方あってのブログです。お会いできた方、ネット上で交流できた方、いつも読んで下さってる方、ありがとうございました。心からお礼申し上げます。
 また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 全国的に天候大荒れの年越しとなるそうで、帰省なさる方、お出かけの方、お気をつけて。
 皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

九日分まとめて

 年末の出来事、まとめておきます。

 12月23日(水・祝)
 昨日発掘したファイルを元に原稿作成。
 部屋を片付けながら仕事してます。

 12月24日(木)
 発掘ファイルの原稿完成。かなり長いこと抱えていた仕事なので、これでスッキリです。
 夕方ジムへ行きました。年内あと何回行けるかな。
 祝日もクリスマスイブも、いつも以上に地味な日でした。

 12月25日(金)~28日(月)
 ソウル観劇旅行。
 28日夜はジムへ。観劇とフライトでなまった身体を刺激して気分転換。

 12月29日(火)
 不在の間にたまった雑用を片付けて。
 夕方から新宿・末広亭の「さん喬・権太楼 二人会」へ行きました。最後にさん喬の「文七元結」を聞いて、三本締めでお開き。すっかり良い気分になって、今年の悪所通いはこれで仕舞にすることに。あと2つ計画してたのですが、来年に持ち越します。

 12月30日(水)
 部屋の片付けと買物をのんびりと。
 夜は年内最後のジム。有酸素のマシンの前には6台のテレビがあって、NHK教育以外の地上波が全部見られます。年末特番をあれこれつまみ食いできてラッキー。マシン使ってる20分間だけですけど。

 12月31日(木)
 前日に続き、部屋の片付けと買物。
 これから年越し蕎麦食べます。