2013-11-09

誕生日に…

 ブログの引越をしてみました。

 引越を考えた理由は2つです。

 記事の投稿に必要な手間と時間を軽減したかった。
 ブログデザインをもっとシンプルなものにしたかった。

 ココログでブログを書くのは楽しかったし、デザインやパーツもあれこれ手を入れてました。自分でもお気に入りのブログだったのですけれど。
 要は、自分の環境が変わって、ブログに求める条件も変わったということなのでしょうね。

 引越は、ココログからデータをエクスポートして、Blogger にインポートしただけです。(と言っても、作業の実際は試行錯誤の連続でかなり面倒でした。)
 過去記事の画像やリンクは元のブログのリンク先をそのまま参照してます。なので、ブログ内リンクはココログに飛びます。画像が不適切なサイズで表示されたりもします。
 そのへんの不具合はご愛嬌ということで。

 この投稿が簡単にできますように…と期待しつつのテスト投稿です。
 試しに画像も入れてみます。2年前の写真です。


2013-08-15

公演/展示スケジュール表公開!

 4月に大学を移籍してから劇場や美術館・博物館へ足を運ぶ機会が減り気味で、楽しみにしていた公演や展示をうっかり見逃すことが度重なり……

 以前から考えていた「見に行きたいものスケジュール表」を作ることにしました。
 こんな感じのです。

Schedule

 この画像を「こんなの作ってます」とツイッター(@nanakato)に流したら、思いがけず「見たい!」「欲しい!」というお声をあちこちから戴きまして……

 別に秘密のデータじゃないし、隠す必要もないし……

 ということで、ここで公開しちゃいます。

 言うまでもないことですが、

 * 取捨選択の基準は「ワタシが見てみたいと思ってる」です。
 * 実際に「すべて見に行く(見に行ける)」訳ではありません。
 * 自分用手作り品ですので、データ間違ってるかもしれません。

以上をご理解の上、何かのお役に立てていただければ幸いです。


◇2013年8月スケジュール◇

<公演版>をダウンロード(xlsx)

<美術館・博物館版>をダウンロード(xlsx)

 なお、データに間違いがありましたらご指摘いただけますと有難く存じます。
 また、「この舞台/展示もオススメです!」「え?◯◯は見ないの?」等々の情報、大歓迎です。

 どうぞよろしくお願いいたします。

2013-06-24

韓国映画・音楽資料の掲載許可手続き

 2週間くらい前にTwitterに流した内容ですが、文字通り流れちゃうので、ここにまとめておきます。

 論文等における韓国映画の写真掲載と韓国歌謡曲の歌詞引用の手続きについて、自分の備忘メモです。

 先月(2013年5月)刊行の『アジア遊学163 日本近世文学と朝鮮』(勉誠出版)に「転生の物語の背景-『桜姫東文章』と「バンジージャンプする」」という文章を掲載していただきました。この中で、韓国映画「バンジージャンプする(번지점프를 하다)」のスチール写真とシン・スンフン(신승훈)のバラード「僕より少し高い所に君がいるだけ(나보다 조금 더 높은 곳에 니가 있을뿐)」の歌詞を載せました。

 それぞれ、下記のような掲載許可申請手続きを行っています。

 まず、映画のスチール写真。
 韓国には国家的事業として映画の保存・復元に取り組んでいる「韓国映像資料院(KOFA)」という組織があります。ここは保存している映画資料(の一部)について著作権手続きの代理仲介サービスを行なっています。
 そこで、映画情報のデータベースである「韓国映画データベース(KMDb)」で「バンジージャンプする」の韓国映像資料院(KOFA)所蔵の資料を探しました。幸い、この作品については、かなりの枚数のスチール写真を所蔵し、著作権代理仲介サービスの対象であるとのことで、利用したい写真を決めてKOFAにメールでコンタクトしました。

 具体的な手続きはこちらに説明がありますし、担当者からの返信メールにも丁寧な説明がありました。
 申請書類を作成して送ったところ、先方から請求書が来たので、すぐに指定口座に振り込みました。
 支払いは、スチール写真1点につき10,000ウォン(論文には2点掲載)、別に銀行手数料として10,000ウォン、合計30,000ウォンでした。

 入金確認後、スチール写真のJPGファイルが送られてきました。実際には、同じ物がKMDbのサイトから自分でダウンロードできちゃうのですけれど。
 ともあれ、最初にコンタクトのメールを送ってからスチール写真のJPGデータを送ってもらうまで、ちょうど1週間かかりました。

 KOFAには、世界中の映画祭・上映会を相手にフィルムや宣伝資料の貸出などの業務を日常的に行なう部署があります(資料サービス部海外貸与担当)。この部署は英語対応が基本で、書類も英語フォーマットが用意されています。私は韓国語でメールしましたが、書類は英語で作成しました。日本からの問合せにもスムーズに対応してくれます。
 韓国内の銀行への振込の手段があれば、日本からも簡単に手続きができて、とても有難いサービスです。

 次に、韓国の歌謡曲の歌詞掲載。
 こちらは、日本のJASRACに当たる「韓国音楽著作権協会(KOMCA)」に申請しました。KOMCA内の検索ページで使用したい曲を探すと、KOMCAで管理している曲かどうかが分かります。

 KOMCAで管理している曲であれば、こちらから書式をダウンロードして、作成した書類をFAXで送付して使用申請します。

 これは一般には出版社が行う手続きですが、今回は事前にメールを送って、私個人の文章における利用であり、著作権遵守については私が責任を負うという事情を説明して了承していただき、手続きを進めました。(勉誠出版さんには事後報告しました。)

 著作権料は、歌詞引用は1曲、発行部数1万部未満の出版物、という条件で18,000ウォンでした。引用部分に「KOMCA 승인필」と表示することという条件がつきました(승인필=承認畢)。

 最初にメールしてから著作権料の入金確認まで2週間、最終的に「承認書」が郵送で届くまで3週間でした。

 KOMCAでは、海外で出版・販売される出版物への掲載許可手続きが想定されておらず、メール・書類すべて韓国語、担当者とメールをやり取りして相談しながら手続きを進めました。
 個人的にはスムーズに進んだと思いますが、英語OKで海外対応に慣れているKOFAと比べると、日本からの手続きはややハードルが高くなってます。

 ただ、JASRACが著作権法上の「引用」であれば著作権者の許諾不要と方針転換したのと同様に、今後は韓国の楽曲歌詞も「引用」であれば許可不要になるのかもしれません。

 以上、韓国映画のスチール写真、歌謡曲の歌詞を論文等に掲載する際の手続きレポートでした。
 同様のことを行いたい方のご参考になれば幸いです。

2013-06-09

歌舞伎座開場

 更新再開はこの話題から。

 2013年4月2日、新しい歌舞伎座が開場しました。
 初日第一部のチケットを入手していたワタシ、3月中旬に行われた新任校の着任前研修で「あの、シガツイッピが辞令交付式で、次の日4月2日には必ず出校しないといけない業務がありますでしょうか?」と恐る恐る質問するなどして、開場初日に備えておりました。(後日、一緒に研修受けてた新任同期の先生に「事情説明」したら爆笑されました。)

 さて、歌舞伎座開場の日から早くも2ヶ月が経ち、4月3回、5月3回、6月1回と昨日までで計7回訪れました。 
 やはり歌舞伎座はいいなぁと思います。よくぞここまで、というほどに以前の歌舞伎座そっくりに再現された外観・内装。あの空間、なぜだか落ち着くのですよね。

 特に、3階席からも花道七三の演技が見やすくなったのはとても嬉しく、高く評価したいです。3階2列・3列の座席から七三の役者の全身が見えました。七三では舞踊的な演技が多いので、足元が見えることが重要で、これは本当に嬉しいです。

 違和感があるのが「音」。声のよく通る口跡のよい役者のセリフが聞こえにくかったり、黒御簾や付けの音がきつく耳障りだったり、時折妙に残響が大きくて気になったり。
 今回の歌舞伎座建替えでは、旧歌舞伎座のすばらしい音響をいかに引き継ぐかが大きな課題で、関係者の方々が総力を挙げて取り組んだはずなのですが…難しいものですね。これから徐々に建築物としての劇場が落ち着くにつれて音も安定していくことを願ってます。

 また、幕間に居場所がなく手頃なおやつも少ないのが、ちょっと残念。幕間手持ち無沙汰です。
 メディア的には華やかな話題のお土産売店、毎月通う常連には無用の長物なのですよねぇ。3階ロビーの「すいーつ」も、めでたい焼きを除けば幕間に楽しむには今ひとつのものが多く。(茹で立てあずき抹茶アイスが懐かしい…)
 このあたりはお客さんの声を聞いて改善してくれますように。松竹や歌舞伎座はそうした調整力が抜群と思ってますので、今後に期待しています。(みつばちでも馬車道でもよいので、本格小倉アイスもぜひ復活を!)

 旧歌舞伎座の数々の名物、記録しておいてよかった。
 「歌舞伎座さよなら名物」(1~12の食べ物シリーズです)

更新再開!

 お久しぶりです。

 2012年4月から、仕事の多忙を理由に記事の更新をお休みしていました。

 その間、韓国の公演情報は、各種メディアや個人の方々を通じて以前と比べてはるかに入手しやすくなりました。
また、個人的にも仕事がめちゃくちゃ忙しく、近況や情報はTwitterで流していたこともあり、ブログは開店休業のままでよいかな、と思っていたのですが。

 この4月に大学を移籍しました。(プロフィール更新しました。)
 新しい環境に慣れてきた着任1ヶ月後から日常復帰を心がけ、5月は観劇13本、映画4本、ジム9回と、「通常運転」になりました。同時に、Twitterの短文ツイートでなく、まとまった文章を書き残しておきたいな…と感じる機会が増えてきました。

 「ブログ書こうかな」 ……思い立ったが吉日。

 というわけで、ブログの記事更新を再開しようと思います。

 以前とは違った様相のブログになるかもしれません。
 月イチ更新かもしれません。

 それでも、現在の立場から情報発信していきたいと思っています。
 どうぞよろしくお願いいたします。

2012-04-01

◆◇ご案内◇◆

 韓国での観劇に関する基本情報を こちら にまとめてあります。
 このブログに初めていらした方は、ぜひ一度ご覧下さい。
 韓国の公演に関する情報は古くなっています。ご注意下さい。(2013.06.08)

 * [日録]だけをまとめて読みたい方は、右下「カテゴリー」から「日常」をクリック!
 * 左上カレンダーの年月「20xx年xx月」をクリックすると、その月の記事をまとめて読むことができます。

2012-03-24

ソウルのミュージカル★初日間近

 ソウルで間もなく幕を開けるミュージカルの公演情報です。バラエティに富んでいて、どれもこれも見たいなぁ。

 直近で楽しみなのは、『モーツァルト・オペラ・ロック』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『パリの恋人』あたりでしょうか。
 『モーツァルト・オペラ・ロック』はすでにテグ/大邱/대구で先行上演され、評判上々。

 スティーブン・スピルバーグ監督の同名映画のミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、イケメン揃えていろいろ話題になってますね。

 『パリの恋人』は同名TVドラマのミュージカル化です。原作ドラマは大ヒットしましたが(私も大好きだったなぁ)、ミュージカルの舞台はどんなふうに仕上がっているのでしょうか。楽しみ。

 少し先になりますが、『光化門恋歌』のアンコール公演、Twitterでも流しましたが、前回公演のユン・ドヒョン/윤도현、チョ・ソンモ/조성모に加えて、初演のキム・ムヨル/김무열、イム・ビョングン/임병근が参加。誰で見るか、楽しみな舞台です。

 さて、創作ミュージカル注目の作品は、『ブラック・メリー・ポピンズ』。心理推理スリラー創作ミュージカルだそうで、ナニーのメリーが出てくるだけで、かの『メリー・ポピンズ』と内容はあまり関係ありません。1930年代のドイツで、著名な心理学博士の大邸宅で火災が起き、博士の4人の養子をナニーのメリーが救出したものの、メリーは失踪、子供たちは事件の記憶がないまま他家へ養子に。失踪したメリーに疑惑が生じ、人々はこの事件を「ブラック・メリー・ポピンズ事件」と呼んだ……そして12年後……という物語らしいです。
 ミステリー物『シャーロック・ホームズ』の成功で、期待度の高い舞台です。楽しみ。

 もう一つ創作ミュージカルで面白そうなのは、『家族を探して』。主人公は2人のおばあさん。犬・猫・鶏と一緒に暮らしていたパク・ポンニョおばあさんの家に、ある日チ・ファジャおばあさんが訪ねてくる。チ・ファジャは、この家は自分の息子の家だと主張。すったもんだの末、二人はチ・ファジャの息子探しに乗り出すことにする。そうする内に二人の心は次第に通い合って……というお話。韓国らしい物語ですね。
 何が面白そうって、キャスト5人なのですが、おばあさん2人の他は、犬のモン、猫のニャン、鶏のコの3匹なのです。3匹合わせてモンニャンコ/몽냥꼬。ネコのカップルをうまく使った『屋根部屋のネコ』の例を考えると、モンニャンコにも期待しちゃいます。

 『キス・ザ・春香』は、韓国の古典『春香伝』をダンスで見せるミュージカル。
 『あなただけ』は90年00年代の歌謡曲を用いた夫婦の物語のミュージックドラマ。
 『実家のおかあさん』、日本でも映画作品でよく知られているナ・ムニ/나문희、キム・スミ/김수미が引き続き出演してます。
 『チョンビョン・キャバレー』は、1960年代に活躍しながら29歳の若さで亡くなった歌手ベホ(배호、裵湖)をモチーフとした音楽劇で、日本と西洋の音楽が混在していた60~70年代のクラブ音楽で構成された舞台。

 『パルレ 洗濯』に日本語字幕が付くそうです。日本版も再演決定しましたね。あれ?字幕付くなら予習はいらない?




WICKED/위키드
2012.05.31 ~ 2012.06.30
平日20時/土14時、20時/日13時、19時/月休/6月1・5・8・22日貸切/6月10日15時のみ
ブルースクウェア・サムソン電子ホール/블루스퀘어 삼성전자홀
165分
* オリジナル来韓公演

キス・ザ・春香/키스 더 춘향
2012.03.27 ~ 2012.04.08
平日20時/土・日15時、18時/月休
ナルアートセンター/나루아트센터
100分

ブラック・メリー・ポピンズ/블랙메리포핀스
2012.05.08 ~ 2012.07.08
平日20時/土15時、19時/日15時、18時30分/月休
アートウォンシアター1館/아트원씨어터 1관

光化門恋歌/광화문연가
2012.05.13 ~ 2012.06.03
火・木・金20時/水15時、20時/土15時、19時30分/日14時、18時30分/月休/5月29日休
忠武アートホール・大劇場/충무아트홀 대극장
165分

パリの恋人/파리의 연인
2012.04.05 ~ 2012.05.30
平日20時/土15時、19時/日・祝14時、18時/月休
Dキューブアートセンター/디큐브아트센터
160分

モーツァルト・オペラ・ロック/모차르트 오페라 락
2012.03.30 ~ 2012.04.29
火・木・金20時/水15時、20時/土15時、19時30分/日14時、18時30分/月休
城南アートセンター・オペラハウス/성남아트센터 오페라하우스
160分

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/캐치 미 이프 유 캔
2012.03.28 ~ 2012.06.10
火~土16時、20時/日・淑15時、19時/月休/3月28日20時のみ
ブルースクウェア・サムソンカードホール/블루스퀘어 삼성카드홀
140分

パルレ 洗濯/빨래
2012.04.04 ~ 2012.09.30
水16時、20時/木・金20時/土15時、19時/日16時/月・火休
ハクチョングリーン小劇場/학전그린소극장
150分
* 日本語字幕あり。

あなただけ/당신만이
2012.04.12 ~ 2012.04.29
平日20時/土・祝16時、19時30分/日16時/月休
大学路・小劇場祝祭/대학로 소극장 축제
120分

家族を探して/식구를 찾아서
2012.04.21 ~ 2012.06.24
平日20時/土・祝15時、19時/日15時/月休/5月29日休
忠武アートホール・小劇場ブルー/충무아트홀 소극장 블루
110分

実家のおかあさん/친정엄마
2012.05.05 ~ 2012.06.24
平日20時/土15時、19時/日15時/月休/5月8日15時、20時/5月27日15時、19時/5月28日15時/5月29日休
トゥサンアートセンター・ヨンガンホール/두산아트센터 연강홀
150分

チョンビョンキャバレー/천변카바레
2012.05.15 ~ 2012.05.26
火・木・金20時/水15時、20時/土15時、19時/日16時/月休
江東アートセンター・大劇場漢江/강동아트센터 대극장 한강
90分

ラ・カージュ/라카지오폴
2012.07.02 ~ 2012.09.04
LGアートセンター/LG아트센터

二都物語/두 도시 이야기
2012.08.24 ~ 2012.10.07
忠武アートホール・大劇場/충무아트홀 대극장

シャーロック・ホームズ 2番目の物語/셜록홈즈 두번째 이야기
2012.09.11 ~ 2012.11.01
トゥサンアートセンター・ヨンガンホール/두산아트센터 연강홀

皇太子ルドルフ/황태자 루돌프
2012.11.02 ~ 2013.01.13
忠武アートホール・大劇場/충무아트홀 대극장