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シネコア4館
O列11番 7,000W(チケットリンク・パープル会員1,000W割引)
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監督:キム・テヨン/김태용
出演:コ・ドゥシム/고두심(무신)、ムン・ソリ/문소리(미라)、イム・テウン/임태웅(형철)、コン・ヒョジン/공효진(선경)、キム・ヘオク/김혜옥(매지)、ポン・テギュ/봉태규 (경석)、チョン・ユミ/정 유미 (채현)、リュ・スンボム/류승범 (特別出演)
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ミラ(ムン・ソリ)はトッポッキの店をしながら暮す女性。彼女の所に出来の悪い弟(イム・テウン)が彼女を連れて帰って来た。その彼女(コ・ドゥシム)は弟より20歳以上も年上のオバサン。仕方なく三人一緒に暮し始めるが、娘がお母さんを慕って訪ねて来たことで、彼女には前夫と子供がいることが判明する。ソンギョン(コン・ヒョジン)は、一人で自活するしっかり者のリアリスト。ロマンティストの母親の不倫を目の当りにして来たため、愛を信じることができない彼女は彼氏(リュ・スンボム)との関係も母との関係もうまく行かない。母の余命が短いことをソンギョンに伝えに来た母の愛人に腹を立て、ソンギョンは逆に男の家に乗り込む。キョンソク(ポン・テギュ)とチェヒョン(チョン・ユミ)は恋人同士だが、自分以外の男友達にも何かと世話を焼くチェヒョンの性格がキョンソクには気に入らず、そんなキョンソクの気持ちがチェヒョンには理解できず、二人の関係はギクシャクして行く。お互いに好きなのに。
10人前後の主要人物が人間模様を織りなす「ラブ・アクチュアリー」タイプの作品。「家族の誕生」というタイトルの通り、この作品のテーマは「家族」である。様々な「家族(親子、兄弟姉妹、夫婦、恋人)」の形を見せることで、「家族」を成立させるのは血縁でも法律でもなく、結局お互いの愛なのだということを描いている。伝統的に「血縁」が非常に重視される韓国で、このような「家族の誕生」を描いた映画が作られるのは興味深い。
韓国映画らしい佳作。韓国映画はこの作品のような「佳作」が本当に面白い。