ミュージカル『地下鉄1号線』で有名なハクチョンの代表キム・ミンギが新しいミュージカルを舞台にかけるというニュースです。『地下鉄1号線』のクローズで寂しい思いをしている方には朗報かも。
◆ハクチョンのキム・ミンギ、おもちゃミュージカル『ピンクの兵士』
ニューシス 2010.04.19
少年の目で見た大人たちの世界をおもちゃたちの物語として表現したミュージカルが登場する。
『地下鉄1号線(지하철 1호선)』の劇団ハクチョン(극단 학전)は、29日からソウル大学路・ハクチョンブルー小劇場(학전블루 소극장)でミュージカル『ピンクの兵士(분홍병사)』を上演する。つまらない取るに足りない大人たちの社会からおもちゃの世界へ逃げ出して来た少年の物語だ。ここに、誰も買わないピンク兵士と婚約者の人形の愛の物語を付け加える。忘れていた童心を取り戻してくれると同時に、浅薄な商業主義を批判する。
『地下鉄1号線』『義兄弟(의형제)』『モスキート(모스키토)』等、外国ミュージカルを韓国の状況に合わせて翻案・演出しているハクチョンのキム・ミンギ(김민기)代表が、今回もフランスの原作を翻案・演出した。
文具店のおもちゃの間に隠れて入り込んだプルミは、閉店後、陳列台から生きて動いて出て来るおもちゃたちに出会う。プルミは、ピンク色のため売れないピンクの兵士とすでに外の世界へ売られて行った布人形との間の切ないラブストーリーを聞くことになる。
グループ「見慣れぬ人々(낯선사람들)」のリーダーであるコ・チャニョン(고찬용)が音楽監督を引き受け、フランスで「今年のCD賞」を二度受賞した『ピンクの兵士』の音楽15曲を編曲した。ミュージカル『コンタクト(컨택트)』と『キム・ジョンウク探し(김종욱 찾기)』等の振付師ホン・セジョン(홍세정)が振付を担当する。
ミュージカル『ウェディング・シンガー(웨딩싱어)』の女性主人公パン・ジニ(방진의)を始め、チョン・ムンジ(전문지)、キム・ビビ(김비비)、パク・ソンファン(박성환)、カン・スヨン(강수영)、イム・ホジュン(임호준)、キム・ドンギュ(김동규)等、ハクチョン出身の俳優たちが大挙舞台に立つ。(略)
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この記事を読む限り、子供向けミュージカルなのか、大人向けの寓話に仕上がっているのか、微妙な感触です。『地下鉄1号線』のキム・ミンギの翻案・演出となれば、単純な子供ミュージカルではないだろうとは思うのですけれど。
ストーリーを読んで、「おもちゃの兵隊」とか何とかいうタイトルのお話を思い出したのですが、あの物語は誰の作なんでしたっけ? あれはおもちゃの兵隊の足が折れてるんでしたっけ? あれ?
ということで、調べてみました。フランスの原作。『Le soldat rose(ピンクの兵隊)』というミュージカルだそうで、フランスでかなり人気のあった舞台らしいです。子供と子供の心を持った大人向け。詳しく知りたい方は、「ピンクの兵隊 ミュージカル」と検索してみてください。フランスでご覧になった方々のブログなど読んでたら、私はすっごく舞台見たくなっちゃいました。オリジナルのCD欲しい。
ソウルの公演は、4月29日~6月27日(平日20時、土15時・19時、日16時、月休)、大学路・ハクチョンブルー小劇場にて。
大学路、懐深いですねぇ。公演作品の幅が広くて羨ましい。
久しぶりにサイト見たら「光州5・18」がミュージカルになると・・・実は昨日DVD見て、こんな悲しい事実があったのかと知ったばかりなので、ちょっとびっくり。これがミュージカルになるとどうなるのか、興味がありますが、期間が短いですね。
返信削除それに関連した「ちゃんぽん」もおもしろそうなので見にいけたらな~と思ってしまいました。
あと「ピンクの兵士」もおもしろそうですね。韓国のミュージカルは幅広いので、情報見てるだけで楽しくなってきます。詳しい情報ありがとうございます。
hebinさん
返信削除『ちゃんぽん』、日本版面白かったですよ~。韓国版はもっと面白いに違いない、と思ってます。
『ピンクの兵士』は楽しそうなので、見てみたいな~と思ってます。ハクチョンなので、当たればアンコール・ロングランしてくれるのではないかなぁ、と勝手に期待してます。