100以上の劇場で毎日様々な公演が行われているソウル・大学路。この魔窟のような街にハマって、マチネは演劇、ソワレはミュージカルと、劇場のハシゴを楽しんでる皆さまに朗報です。
これまでの演劇・ミュージカルに加え、来月からはライブ・コンサートまでハシゴできることになりました!
このブログで音楽関係の記事は珍しいので、全文翻訳でご紹介。
◆大学路の再発見「ライブ熱戦 in 大学路」
文化ジャーナル21 2010.10.05
約20チームのリレーコンサート・プロジェクト「ライブ熱戦 in 大学路(라이브열전 in 대학로)」が2010年11月から2011年1月まで、大学路文化空間[イダ.](대학로문화공간 [이다.])1館(373席)で繰り広げられる。90年代、故キム・グァンソク(김광석)、アン・チファン(안치환)、動物園(동물원)、旅行スケッチ(여행스케치)などのフォーク歌手たちと、イ・ウンミ(이은미)、イ・スンファン(이승환)、イ・ソラ(이소라)、キム・ジャンフン(김장훈)、ユン・ドヒョン(윤도현)など多くの歌手たちの公演が行われ、最高のライブスターたちを誕生させた公演のメッカ大学路に、親しみを感じさせつつ新たな風が吹くもの。
関係者は「ミュージカルと演劇市場の底辺拡大に力を得て、2000年以降、大学路はミュージカルと演劇を主として公演市場が成立した。ジャンルの特性上、長期公演をしなければならないミュージカルと演劇は、劇場主がミュージカルや演劇を主とした運営システムを好む契機になった。これによって自ずと歌手たちの公演も見た目を重視したショー中心、いわゆる体育館公演へと大型化し、大学路での公演は自然に縮小した」と話している。
さらに、「2010年6月に始まった『ライブ熱戦』は、ユン・ジョンシン(윤종신)、テイ(테이)、アリー(알리)、KCMなどの中堅、新人歌手たちの舞台を通して大学路のコンサート熱風を巻き起こし、観客たちが小劇場ライブコンサートを望んでいたことを確信させてくれた。最近、大衆歌手たちのライブ舞台に接することが簡単ではないため、この11月から再び始める「ライブ熱戦 in 大学路」は歌謡界、さらには公演界に新しい活力を吹きこむものと予想される」と述べた。
11月5日、ロックグループ「クライング・ナット(크라잉넛、Crying Nut)」の公演を始めとして、延々3ヶ月間の長丁場に突入する「ライブ熱戦 in 大学路」には、90年代大学路で旺盛な活動を行った8090世代と、現在活発な活動をしている歌手、弘大(홍대)を主な舞台として公演しているインディバンドなど多様なジャンルと多様な世代の歌手たちが出演する。公演製作社は、今月末から順次「ライブ熱戦 in 大学路」のラインナップを発表する予定だ。
「ライブ熱戦 in 大学路」の共同製作社イダエンターテイメント(이다엔터테인먼트)のソン・サンウォン(손상원)代表は、「大学路が演劇、ミュージカル公演中心で画一化することは、観客たちの多様な嗜好に対する需要に付いて行けないものと判断される。演劇、ミュージカルだけでなくコンサートにまで公演が多様化し、互いに〈win-win〉戦略をとってこそ、全般的な大学路の公演文化が蘇るだろうと思う」として、「大学路は90年代、大衆音楽コンサートを産み出す役割を忠実に遂行した意味ある場所で、今回の『ライブ熱戦 in 大学路』がもう一度その役割を果たすようになると期待される」と語った。
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「演劇熱戦(연극열전)」の向こうを張った「ライブ熱戦 in 大学路」。
大学路・文化空間イダ1館を3ヶ月押さえてのリレーコンサートとは、大胆な企画です。400席足らずの会場でのライブ、想像しただけでワクワクしますね。韓国のポピュラー音楽の「今」を生で体験できる貴重な場になりそうです。
ホントは、ぎゅうぎゅう詰めでやっと100人なんてライブハウスならもっとよいのでしょうけれど。さすがにそれは贅沢言い過ぎですよね。
今月末からの出演歌手・グループのラインナップ発表が楽しみです。
それはそれとして、ひと昔前の大学路で、キム・グァンソクやイ・ウンミ、イ・スンファンのライブ、聞いてみたかったなぁ。
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