「オフ・テハンノ・フェスティバル」、昨年、第8回のニュースもブログ記事にしました。もう1年経つのですねぇ。
そうそう、昨日、『ガラスの仮面』最新刊46巻、読みました。関係ない?
◆公演祝祭「オフ・テハンノ・フェスティバル」2日開幕
聯合ニュース 2010.11.01
大学路の商業化された公演から脱して、演劇の純粋性を回復しようという趣旨の公演祝祭である「オフ・テハンノ・フェスティバル(오프 대학로 페스티벌)」が2日開幕、来月12日まで行われる。
今年で9回を迎えた今回のフェスティバルでは、「愛と結婚(사랑과 결혼)」を主題に6つの中堅劇団が参加し、純粋創作劇と海外人気作を舞台にかける。
劇団「ガラスの仮面(유리가면)」はロシアの作家オレック・エルネフ(올렉 예르넵)原作の『美しく孤独な女と食事を(예쁘고 외로운 여자와 밤을)』を国内初演する。押したり引いたり恋人同士の喧嘩をしていた男女が、演劇の舞台に立ったことを契機に真の自我を見出すようになるというストーリーが込められている。
劇団「チョノォン(전원)」は創作初演作である『ミシル-美しさを失う(미실-아름다움을 잃다)』を公演する。セジョン(세종)と結婚したミシルが政治的な渦に巻き込まれ、宮中から追い出された後、しばし幸せな再婚生活を享受するが、再び宮中へ引き戻され、過酷な運命に遭遇することになる内容が切々と展開される。
この他、劇団「そして(그리고)」の『情婦:Ther lover(정부:The lover)』、劇団「ヘンギル(행길)」の『聖なる共生(성스러운 공생)』、劇団「森(숲)」の『魚でも肉でもない(물고기도 고기도 아닌)』、「3・1路倉庫劇場(삼일로창고극장)」の『ミュージカル結婚:The marriage(뮤지컬 결혼:The marriage)』が観客を迎える。
11月2日~12月12日、明洞3・1路倉庫劇場(명동 삼일로창고극장)で公演、チケットは1万~2万ウォン。
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劇団「ガラスの仮面」なんてあるんですね。知らなかった……。調べてみたら、2001年創団、『シンデレラ』『ピーターパン』など子供向けの公演が多い劇団のようです。
ロシアの劇作家「オレック・エルネフ」……こちらも調べたのですが、分かりませんでした。作品名『美しく孤独な女と食事を』も韓国語タイトルの直訳です。どなたかご存知の方のご教示お待ちしております。
ミシル(美室)は、筆写本『花郎世記(화랑세기)』という史書に登場する女性で、6世紀頃、新羅時代の権力者です。韓国で2004年頃急にクローズアップされ、小説やドラマで「ミシル」が流行した一時期がありました。
『ミシル-美しさを失う』もミシル物の一つと言えるでしょう。
「オフ・テハンノ・フェスティバル」、どの作品もタイトルからして個性的で、面白そうです。1作品だけでも見てみたいなぁ。
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韓国演劇情報/09.10.08
韓国演劇情報/09.10.08(追加)
はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
返信削除歌舞伎は学生時代よく行きましたが、最近20年ぶりに、さよなら歌舞伎に行ってから再燃し始めました。韓国には「老いた泥棒の話」を昨年見に行って以来行けていませんが、BESETO演劇祭をここで教えていただいてあれこれ楽しみました。そしてここ3年くらいのお気に入りはロシアで、ときどき東京での演劇祭や映画祭に行っています。エルネフ、私も知りませんがЕрнев, Олег Аскеровичで、原題はВечер с хорошенькой и одинокой だと思われます。これで検索するとたくさん出てきます。もしお役にたてましたら幸いです。今後ともよろしくお願いします。
みんみさん
返信削除ご教示ありがとうございます!
またいつもブログご覧下さってるとのこと、嬉しいです。(*^_^*)
Ернев, Олег Аскеровичの『Вечер с хорошенькой и одинокой』ですか。
全然読めない……。(^-^;
早速検索してみました。関連日本語文献は全くといっていいほどないらしい……。(/_ ;)
こちらが作者ご本人のサイトのようですね。(何も読めないけど。)
http://ernev.narod.ru/
盲滅法クリックしてたら、ゲストブックにこんなコメントがあるのを見つけちゃいました。(^-^;;
http://www.narod.ru/guestbook/?owner=57515621
書き込みしてるユン・ヒョンスク氏(윤현숙、Yoon Hyun-Sook)は、今年8月に『ロシア現代戯曲:彼と彼女』という翻訳を共著で出版してます(同姓同名の別人という可能性は限りなくゼロに近いと思われます)。
この戯曲集に『美しく孤独な女と食事を』が入ってます。
http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8955064497
韓国語では戯曲読めるんだ……。(^-^;;;
5月にコンタクトして、8月に翻訳出版しちゃったのですね、ユン・ヒョンスク氏。
翻訳はコンタクト以前にできていたのでしょうけれど、それにしても速い。このスピード感が韓国の強みですねぇ。
韓国の演劇を紹介していてつくづく思うのですが、外国作品の翻訳・上演に関しては日本より韓国の方がずっと進んでいるような。
特にこの2~3年、海外の新作・話題作の上演は韓国の方が早いです。しかも多様。羨ましい環境ですね。
あぁ、何だか、すごく見たくなってきちゃいました。
劇団「ガラスの仮面」の『美しく孤独な女と食事を』。