2006-04-15

[映画]甘く、殺伐とした恋人/달콤, 살벌한 연인

18:30
ソウル劇場 1館
下階 I列18番 6,000W(チケットリンク ロイヤル・パープル会員1,000W割引)
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監督:ソン・ジェゴン/손재곤
出演:パク・ヨンウ/박용우、チェ・ガンヒ/최강희、チョ・ウンジ/조은지、チョン・ギョンホ/정경호
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 恋愛を馬鹿にして学業に専念して来た大学英文科講師ファン・テウ(パク・ヨンウ)は、ある時突然自分も彼女が欲しくなる。そんな彼の前に現れたのは、美術の勉強のためイタリア留学の準備中というイ・ミナ(チェ・ガンヒ)。出だしこそギクシャクしたものの、ミナとの交際がスタートして大喜びのテウだが、ミナはテウの友人カップルとの食事の席でドストエフスキーもモードリアンも知らない無教養ぶりを曝け出す。彼女は本当に美術専攻の学生なのか? 気まずい雰囲気を修復するため彼女に料理を作ってあげようとするテウに「家にキムチはない」と言い張るミナ。それなら部屋に置かれた不自然に大きなキムチ冷蔵庫は一体? ミナのルームメイトであるチャンミ(チョ・ウンジ)の様子も何やら怪しげ。ミナに対するテウの愛と不審は同時進行で深まって行き……。
 平凡なラブストーリーにミステリーとスリルを加味した作品。ミナの謎の行動をちらつかせながら、恋の行方に加えてミステリーの謎解きへの興味を掻き立てた脚本がうまい。実際にはかなり無理のあるストーリーなのだが、展開の妙で無理を無理と意識させない。「甘く、殺伐した恋人」の矛盾したタイトルで目を引き、「ロマンチックスリラー」という新たなジャンルの誕生と宣伝したが、看板に偽りなく、「ラブコメ」ならぬ「ロマスリ」とでも呼ぶべきか。
 テウが講師として勤務する大学、うちのキャンパスだったような。



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