どこへ行っても、地元の本屋さんを覗いてみる習性があるワタシ。中国の本屋さんを見てみたくて、広州販書中心(広州ブックセンター)へ行きました。
大きなビルの地下1階から6階までが書店です。規模的には池袋ジュンク堂並み? 階によって、文房具やスポーツ用品、楽器の店などが入ってます。土曜日でもあり、かなりの人出でした。
若い女性向けファッション誌、『CanCam』並に分厚いのが20元。300円と考えると安いですね。でも、普通の昼食8元と比べると高いです。ミニバッグや化粧品サンプルなどの景品付きでした。この点は日本も韓国も中国も同じですね。
書店の入口には Apple Computer のお店がありました。
日本文学の翻訳のコーナーへ行くと、世界の定番・村上春樹は著作シリーズがずらっと並んでました。面白かったのは、小栗虫太郎、島田荘司、東野圭吾、田中芳樹などのミステリー・SF物がかなりあったこと。さすが幻想奇談の伝統があるお国柄。そうそう、泉鏡花の『高野聖』もありました。
日本の怪談奇談は中国の影響を受けて成立したわけですから、逆輸入ですね。弟子ニッポンの恩返し、というところでしょうか。
師に敬意を表して、『史記・世説新語』『六朝怪談・聊齋志異』の漫画本を購入してきました。中国語なので読めないんですけど、絵でイメージが掴めるので、面白そうです。
お土産に買った本。
手前が『史記・世説新語』『六朝怪談・聊齋志異』の漫画本。
奥は『日本読本小説名著選<上・下>』。
『英草紙』『雨月物語』『忠臣水滸伝』『桜姫全伝曙草紙』など、江戸時代の読本7作品を収録。2003年刊。
書棚の前で立ち読みしている人たち。しゃがんでる人はいても、床にお尻をついて座っている人はいませんでした。韓国の書店では、皆、床に座り込んで読んでるのですけれど。
そのへんが、中国人のマナーの境界線なのでしょうか……。
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