中国のエンタメ事情なんて全然知らないのですが、とりあえず見てみたのは、
大麦 daimai.cn
中国票务在线 piao.com.cn
という2つのサイト。「piao」ってどっかで見たような字面だなぁ…というのはさておき、「piao」で公演の詳細を見ようとすると、結局「daimai」内のページに飛んでしまうので、公演情報は「大麦」に集約されてるっぽいです。
中国語なんて全然分からないのですが、ティザーポスターのお陰で、「あれ?これって?」と引っかかる公演がいろいろ。ちょこっと紹介してみますね。画像はすべて「大麦」からお借りしてます。

まず、おぉ!と思ったのがこれ。「super junior三巡北京演唱会」。中国でもコンサートやってるんですねぇ。しかも、「SUPER SHOW 3」って3回目の中国公演ってこと? 上記の「大麦」をご覧いただけば分かりますが、トップページに出ています。人気あるんですね。
ちなみに、数日前まではSMAPのコンサートもちゃんとトップページに出てました……。

続いて、こちらも、おぉ! 「韩国爆笑功夫剧《JUMP》」です。韓国の舞台に興味をお持ちの方なら、見たことなくてもきっと知ってる『JUMP』。『NANTA』に続く non–verbal performance ですね。中国の都市を巡回公演するようです。
でも、あれって、「功夫」でしたっけ? 韓国の公演情報見ると、「『JUMP』は、我が国のテコンド(태권도)を全世界の人々と楽しむことができる公演として作ろうと企画された」って謳ってるんですけど。ま、いいか。


へぇ~と思ったのが、この2作品。上は「话剧《红玫瑰与白玫瑰》时尚版」、下は「话剧《恋爱的犀牛》」。
『红玫瑰与白玫瑰』は先日紹介した「ソウル演劇オリンピック」で上演される『2010赤バラ白バラ(2010 홍장미 백장미)』ですね。『恋爱的犀牛』は以前紹介した「演劇<インインイン・シリーズ>」で上演された『犀の愛(코뿔소의 사랑)』です。これ、チェ・グァンイル主演で観たかったんですよねぇ。
どちらも中国の作品ですから、中国で上演してるのは当たり前なんですが、日本で見ることはできるのかなぁ?
でもって、実は一番驚いたのがこの公演です。

この画像では、実際の舞台をご覧になってる方しか分からないでしょうけれど、「韩国 美丑剧团《墙壁里的妖精》」、韓国版『壁の中の妖精』です。今ソウルで公演中ですが(29日まで)、その後中国公演するんですねぇ。すごいなぁ。
って、呑気に感心ばかりしてられないです。
上のリンク先の公演情報、見てみてください。「劇作家裴三植がスペイン内戦を舞台にした原作を改作して朝鮮戦争の時代を生き抜いたある平凡な家族の物語に云々」って内容の解説になってると思うんですけど。これ、元の戯曲は、日本の、福田善之の作ですよ。なのに、日本の日の字も、福田善之の福の字もない。なのに、「2009年6月日本演出家協会の招きに応じて、東京アウルスポットで公演して大好評」なんて情報はしっかり載ってる。確かにあれは素晴らしい舞台でしたけど……。
がんばれ、日本。
気を取り直して、日本作品の公演を探してみると、こんなのがありました。


ドラえもん(「日本原版舞台剧《哆啦A梦」》)と吉本新喜劇(「上海吉本新喜剧全国版《超级007》」)。
やはり日本発の世界的スターといえば、ドラえもんとキティちゃんなんでしょうか。
吉本新喜劇は、今年の春頃だったか、中国に進出するというニュースがありました。実際に1ヶ月半の公演(9月11日~10月28日)やってるとはねぇ。お約束通り、全員でコケたりしてるんでしょうか。
こうして見ると、中国の舞台も面白そうですね。機会があったら見物してみたいものです。もっともこれらの公演は、北京、上海、杭州……と中国のあちこちで上演されているもの。劇場ハシゴしてあれもこれも見られるわけではありません。
となると、ソウル大学路が一番かなぁ……。
ななさん、SuperShow3というのは、SuperJuniorの今年のアジアツアーのタイトルです。
返信削除2年前が「SuperShow」,去年が「Supershow2」で、今年が「3」という訳です。
彼らは中国でとっても人気があります。
中国では上海・北京・南京など各地で公演があります。タイ・マレーシア・シンガポールなどアジア各地で公演予定です。
私は今回、ソウルの公演初日を観に行きましたが、とっても楽しい公演で、またどこかに観に行きたいと思ってます。お勧めです!!
ななさん、こんばんは^^
返信削除先日は色々とご親切に教えていただき、ありがとうございました。
中国サイトは不慣れで、(一度も行った事がなかったんです)どうしていいのか困っていたので本当に助かりました。
中国でも色々な公演をやっていると分かって本当に驚きました。
ななさんに教えていただいた事と、こちらで頑張って勉強させていただき、無事に公演が決まるのを待ちたいと思います^^*
これからもどうぞ宜しくお願いします^^
はづきさん
返信削除いつの間にか super junior も追っかけられてたのですね……。
o(*^▽^*)o
なるほど、アジアツアーですか。タイ・マレーシア・シンガポールってすごいなぁ。
とっても楽しい公演って、分かる気がします。
はづきさん「お勧め」なら一度見てみたいけど、チケット取るの大変そう。(^-^;
みこさん
返信削除コメントありがとうございます。(o^-^o)
公式のアナウンス、待ち遠しいものですよね。せっかくですから、待ってる間もドキドキワクワク楽しんじゃってくださいね。
『壁の中の妖精』のこと、
返信削除「スペイン内戦を舞台にした(福田義之の)原作を劇作家裴三植が改作し」という語順ならまだ分かるんですが、カッコ内を忘れちゃったのか?意図的にはずしたのか?日本人がスペイン内乱の芝居を書くということがピンとこなかったので避けちゃったのか…。
テキトーですねぇ…。
『赤い薔薇白い薔薇2010』
今年は原作者・張愛玲(チャン・アイリン 英名アイリーン・チャン)の生誕90年なので、いろんな催しが行われているようです。
原作を読むか、映画版を見ていれば分かるのか?どんな風にアレンジされているのか?
ちょっと興味あるんですが…。
リンクのページを見ていたら、金城武の映画『ターンレフトターンライト』のミュージカル版や、どうみてもそれは「しまじろう」だろう?なポスター(笑)もありました。
『ドラえもん』の着ぐるみミュージカルは、香港ではわりとコンスタントに上演されていたと思います。
阿青さん
返信削除劇団美醜がきっちりしたデータを渡してないのか、中国側がよく分からなくて編集しちゃってるのか……。
日本人が演じるスペイン内戦の話より、韓国人が演じる南北朝鮮の話の方がリアリティあって力強いでしょうけれど。
張愛玲、生誕90年ですか。なるほど~。
「舞台剧《张爱玲》」なんて、そのものズバリの公演があったりして、へぇ~と思ってました。
http://www.damai.cn/ticket_19920.html
『2010赤い薔薇白い薔薇』、私も興味あるのですが平日3日間だけの上演(10月11日~13日)では、とても無理で……残念です。