2009-11-11

映画1,000円×2の損得

 11月10日(火)
 午前中、翌日の授業の準備。

 渋谷でランチの後、シネマライズ で、是枝裕和監督「空気人形」、ポン・ジュノ(봉준호)監督「母なる証明」(原題:마더、Mother)を見ました。
 2本ともすごい映画でした。お勧めです。どちらも余韻の長い映画で、立て続けに見てしまったのを少し後悔してます。見終えた後に反芻できるような余裕あるスケジュールで見ればよかった。シネマライズの「火曜サービスデー1,000円」に釣られちゃったのが敗因です。

 授業の予習を翌日に持ち越して就寝。

校正って結構大変です……

 11月9日(月)
 午前中読書。シェイクスピア作『ヘンリー六世』(小田島雄志訳)を読み始めました。新国立劇場でのマラソン観劇の予習です。早くも人物関係の煩雑さに悩まされそうな予感。イギリス人にとってのランカスター家とヨーク家って、日本人にとっての源氏と平家みたいな感じなのでしょうか。

 夕方から校正。情報密度が濃い上に内容チェックを兼ねてるので、集中力が必要な作業です。集中力が落ちたまま作業を強行するわけにいかないので、休み休みでなかなか進みません。結局夜中までかかってしまいました。
 就寝は午前2時半。この習慣、何とかしないと。

映画見に来てます

映画見に来てます

 真ん中のねこを除く2本。

 「空気人形」を見終えて、これから「母なる証明」です。

2009-11-10

リニューアル一周年

 11月9日は私の誕生日です。昨年の今日、誕生日を機にこのブログをリニューアルオープンさせました。

 あれから一年、お陰様で何とか続いてます。
 この間ずっとブログを訪問して下さってる友人知人の皆様、ありがとうございます。
 また、最近では思わぬ方にブログを「発見」していただいて、新たな交流の機会を頂くようにもなりました。本当に有り難いことと感謝してます。

 これからもブログを通じて、楽しい話題、役立つ情報を発信していきたいと思っています。
 益々のご贔屓お引き立てのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 余談。
 誕生日にふさわしい(?)ゲームを見つけちゃいました。
 ○ロールケーキプレイングゲーム
 御用とお急ぎでない方はお試し下さい。個人的には、どどーっと降ってくるロールケーキがツボです。

☆関連記事
 お久しぶりです
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2009-11-09

韓国語Windows対応ソフト・サイトへの対策

 11月8日(日)
 授業で用いる文献・画像・映像資料の確認と整理。今週の授業では、日本との比較で韓国の伝統芸能を取り上げます。いつもと勝手が違うので、早めに準備を始めました。

 映像資料は韓国で入手した CD-ROM。韓国語Windows 対応のソフトなので、日本語Windows ではコンピュータの言語設定を変更して利用します。「コントロールパネル」→「地域と言語のオプション」→「詳細」で「Unicode 対応でないプログラムの言語」を「韓国語」に設定すればOK。
 ちなみに、この言語設定変更は、韓国語サイトの Flash 部分を見たい場合にも有効です。韓国って Flash を多用するサイトが多いんですよねぇ。映画の公式HPなんて、ほとんど Flash で構築されてたり。そんなサイトも、この変更でちゃんと見られるようになります。

 ただ、私のPC環境では、この変更をすると Becky! に貯め込んでる日本語メールが全て文字化けします。以前、設定を元に戻しても一部メールの文字化けはそのまま残ってしまった、ということがありました。なので、基本的に、言語設定変更はしないようにしてます。
 それでも、仕事で必要となれば、やらざるをえません。でも、できればやりたくないんですよねぇ。

 そんな訳で、何年も前から、自分のPCに韓国語Windows をインストールしてダブルブートにしよう……と企んでいるのですが、作業がおっくうで、踏ん切りつかずにずるずる来ました。
 最近では、もういっそ韓国語Windows の PC を一台購入してしまおうか、と思ってます。リージョン3のDVDが見られれば、来年、他の仕事でも役に立ちそうなのです。
 次回のソウル旅行では、ヨンサン(용산)行ってみようかな……。

 夕方プールへ。2000m/50min。かなり調子がよかったのですが、最後に予定外のスタートダッシュの練習を入れたら、2本目で肩甲骨にグギっと違和感が。慌てて練習中止しました。
 身体をちゃんと作ってないのに、現役の時以上にダイナミックなフォームで泳ごうとしちゃったのですから、そりゃ無茶ってもんですね。年齢相応の自制しなくては。

[演劇]5月には結婚するわ/오월엔 결혼할꺼야

 ソウル観劇1本目。物語の設定を聞いて、絶対見たいと思った作品。期待を裏切らず、面白く楽しい芝居に仕上がってました。ミュージカル「ウェディング・ファンド(웨딩펀드)」の原作演劇です。




10月31日(金)20時
大学路・芸術マダン2館(예술마당 2권)
1階A列35番(4~5列目中央付近)
作:キム・ヒョジン(김효진)
演出:キム・テヒョン(김태형)
出演:イ・ミョンヘン(이명행)、イ・アンナ(이안나)、ノ・ヒョンソン(노현성)、チョ・ハンナ(조한나)
製作:CJエンターテイメント(CJ엔터테인먼트)、ナオンカルチャー(株)(나온컬쳐(주))

 数学の予備校講師セヨン(ノ・ヒョンソン)、小説家チョンウン(イ・アンナ)、高校卒業後ずっと無職のチヒ(チョ・ハンナ)は、高校時代の同級生。高校卒業時、一番最初に結婚した者が全額受け取るという約束で、毎月10万ウォンずつ積立をしてきた。29歳の今、積立金の総額は3825万ウォン。そんなある日、チヒが突然、結婚を宣言をした。一週間前に知り合った彼と一ヶ月後の6月1日に結婚するの、約束通り積立金は自分が貰うわね、ありがとう、と。
 セヨンとチョンウンは友人の結婚を素直に喜べず、何とか5月31日までに結婚して積立金を山分けしよう、と協定を結ぶ。チョンウンは早速、5年間付き合っている彼との結婚話を進めようとするが、逆に振られてしまう。セヨンは可能性のありそうな男性たちと連絡をとり、次々とデートしてみるが……。

 設定だけで物語の面白さは保障されたようなものですが、そこにコミカルなディテールが加わり、楽しい芝居になってました。役者が上手くて、演出手法が作風によくマッチしてるのです。
 三人の女性はキャラクターが明確、男性役はすべて一人で演じるマルチ。ストーリーはセヨンと男性たちのデートのエピソードで進行し、プロローグとエピローグをセヨンのユニークな数学の授業で括ってます。この講義がちゃんと面白く作られてます。確率の問題の解説で、「はい、いいですか~。ここに30人の女性がいます。この内きれいな女性は8人、また性格のよい女性は3人。ただし、きれいで性格のいい女性はいない。」 客席爆笑。

 舞台はセヨンとチョンウンが同居する部屋。下手のベッド、パソコン、上手のキッチンが効果的に使われます。デート場面はテーブルや椅子を置くことで、部屋の一部をレストラン・ライブの楽屋・食堂に見たてます。舞台空間の利用の仕方もうまい。

 セヨンを演じるノ・ヒョンソン、相反する気持ち(内心失望しながら表面は期待に満ちた笑顔で取り繕ってる、とか)を表情としぐさで表現するのが達者で、結婚を焦る29歳女性のビミョーな立場を表してました。
 マルチ役のイ・ミョンヘン、とても同一人物とは思えぬ変身ぶり。セヨンのデート相手として、ハイソでやり手だが嫌味な男、5歳年下のミュージシャン志望の元教え子、留学先から帰国して研究職に就いた昔の彼、を演じ分けます。凄い。

 そして、年頃の三人の女友達のおしゃべりが楽しい。心残りは、聞き取りきれずに韓国人のお客さんと一緒に笑えなかった場面が2か所あったこと。気になる~。

 今回がアンコール公演で、11月22日まで。再々演されたらぜひまた見たい舞台です。
 ミュージカル「ウェディング・ファンド」も見たい~。

Imgp67951

 劇場ロビーのポスターです。
 タイトルには「5月には\私が先に/結婚するわ」と挿入句、四人のキャストのお腹の上には「私よりブスが先に結婚する?」の文字。笑っちゃいました。細かいところまでよく作り込んでます。

2009-11-08

来年の仕事あれこれ企画中

 11月7日(土)
 旅行後立てこんでいた仕事が一段落。ちょっと落ち着いて、部屋の片付けと年内スケジュールの見直しをしてました。

 そろそろ来年度の仕事の予定を立て始めてます。1~2か月に1度のペースでソウルへ行き、韓国の演劇・ミュージカル・映画の定点観測+取材することを考えてまして、大学への出講日を睨みながらスケジュールを立案中。

 夜、実家で妹夫婦と一緒に食事。デザートは吉祥寺・多奈加亭の黒糖ロールと紅茶ロール。私の実家は全員甘党です。