関西旅行最終日、京都をのんびり歩いて来ました。
と言っても、大阪のホテルで朝寝を決め込み、京都へ着いたのは昼頃でしたから、ごく狭い地域をちょこっと回っただけなのですが。
まず京阪七条から豊国神社に参詣、続いてお隣の方広寺で「国家安康」の銘がある梵鐘を見物しました。立派な鐘です。さらに大仏殿跡を探して住宅地を彷徨。今は緑地になってるのですね。もちろん大仏は影も形もなく。
それから、今熊野で遅めの昼食 を取りました。このお店は5~6年ぶり、二度目の訪問です。そばも美味しいし、そばを使ったお菓子が和菓子屋顔負けの美味しさで。今回の焼餅も見た目は素朴なお菓子ですが、そばの香りを損なわない淡い風味の柔らかな餡、絶品でした。聞けば、御主人手ずから炊かれてるそうで、ただただ感服。見た目と裏腹、極めて繊細な生菓子です。お店の定番だそうですので、ぜひお試しください。
食事の後は東山へ向かい、階段を延々と登って豊国廟にお参りしました。先の豊国神社と方広寺は観光客がいたのですが、こちらは全く人がいませんでした。ここまで来る人、いないのかしら。ちょっと寂しいですね。
お参りを終えるとまた延々と階段を下りて下界に戻り、京都国立博物館の特別展覧会「京都御所ゆかりの至宝-甦る宮廷文化の美-」 を見物しました。太刀と清涼殿の襖が面白かったです。
さて、豊国廟と方広寺の大仏殿は、洛中洛外図に必ず描かれるランドマークの一つです。でも、考えてみたら一度も行ったことないし、どこにあるかもよく知らない。それなら一度実地踏査してみよう、というのが今回の京都見物の目的でした。
実際に行ってみると、やっぱり面白いですね。現地の雰囲気を忘れない内に、今度は洛中洛外図をじっくり眺めてみなくては……。
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