◆独立映画『番人』、観客2万名突破
2011.06.19 JTNニュース
ユン・ソンヒョン〈윤성현〉監督の独立映画『番人〈파수꾼〉』が観客2万名を突破した。
配給社によれば、『番人』は、18日全国観客2万45名を動員した。先の3月3日に公開した後、観客の地道なクチコミに力を得て、長期上映中だ。
独立映画として観客2万名突破は、たいそう成功した興行結果だと言うことができる。
これにより、ユン・ソンヒョン監督を始め、イ・ジェフン〈이제훈〉、チョ・ソンハ〈조성하〉、ソ・ジュニョン〈서준영〉、パク・チョンミン〈박정민〉等、俳優たちは、17日にソウル・光化門シネキューブ〈광화문 씨네큐브〉で開かれた「2011 韓国芸術映画の星たち〈한국 예술영화의 별들〉」特別上映で一緒に映画を観覧し、観客との時間を持った。
10代のねじれた友情を描いたこの映画は、昨年「第15回プサン国際映画祭〈부산국제영화제〉」ニューカレンツ(new currents)賞を始め、「第22回ブラックムービー映画祭〈블랙무비영화제〉」で若い審査委員賞、「第35回香港国際映画祭」で国際批評家協会賞等をさらっている。
ユン・ソンヒョン〈윤성현〉監督の独立映画『番人〈파수꾼〉』が観客2万名を突破した。
配給社によれば、『番人』は、18日全国観客2万45名を動員した。先の3月3日に公開した後、観客の地道なクチコミに力を得て、長期上映中だ。
独立映画として観客2万名突破は、たいそう成功した興行結果だと言うことができる。
これにより、ユン・ソンヒョン監督を始め、イ・ジェフン〈이제훈〉、チョ・ソンハ〈조성하〉、ソ・ジュニョン〈서준영〉、パク・チョンミン〈박정민〉等、俳優たちは、17日にソウル・光化門シネキューブ〈광화문 씨네큐브〉で開かれた「2011 韓国芸術映画の星たち〈한국 예술영화의 별들〉」特別上映で一緒に映画を観覧し、観客との時間を持った。
10代のねじれた友情を描いたこの映画は、昨年「第15回プサン国際映画祭〈부산국제영화제〉」ニューカレンツ(new currents)賞を始め、「第22回ブラックムービー映画祭〈블랙무비영화제〉」で若い審査委員賞、「第35回香港国際映画祭」で国際批評家協会賞等をさらっている。
3月10日にソウルで見ました。静かな映画ですが、余韻が長くて。次にソウルへ行った時にも上映が続いていたら、再見したい作品です。先日、「真!韓国映画祭」で上映された『坡州(파주)』が気に入った方は、この『番人』も気に入るのではないかな。
3人の男子高校生役、イ・ジェフン、ソ・ジュニョン、パク・チョンミンはこれからの役者ですから、先物買いする楽しみもあり。
謎解きの要素がある作品なので、詳細なあらすじは書けませんが……、Daumに載るものを日本語訳しておきます。関心ある方はソウルでぜひご覧下さい。現在はシネキューブ光化門(씨네큐브 광화문)で上映中です。
Daumに載るあらすじ
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
一人の少年が死んだ。日頃息子に無関心だった少年の父(チョ・ソンハ)は、息子の突然の空白にひどく混乱し、遅れた罪責感と無力感から、息子キタ(イ・ジェフン)の死について調べ始める。息子の机の引き出しに大切にしまってあった写真の中には、ドンユン(ソ・ジュニョン)とヒジュン(パク・チョンミン)がいた。しかし、学校を訪ねてやっと知り得た事実は、一人の少年は転校し、一人の少年は葬式に来もしなかったということ。何かおかしい。
そんな中、ようやく探し出したヒジュンは、「キタと一番親しかったのはドンユン」と話し、詳しい答えを避ける。結局、父の頼みでドンユンを探し始めたヒジュン。しかし、学校を辞めて去ってしまった友人はどこにもいない。
天真爛漫で純粋だったあの頃。未熟な意思疎通の誤解が呼び起こした悲劇的な破局。独断的な友情がもたらした暴力とその傷の伝染は私たちを苦しめ、衝撃的な結末へと導く。
互いがすべてだったこの3人の友の間ではたして何が起こったのだろうか?
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
実は、なぜ「番人」というタイトルなのか、よく分かってないです。あぁ、もう一度見たい。
設定が
返信削除去年東京国際映画祭でみた
『重慶ブルース』という中国映画に似てると思いましたが、
違うみたいで
字幕付きで日本でやってくれないかな〜
rinrinさん
返信削除この映画は私も日本語字幕付きでじっくり見たいですねぇ。
日本の中・高校生に見てもらいたいとも思いました。
そう言えば、『重慶ブルース』も見たかった作品なのですが……。東京国際で上映した後、劇場公開もDVDリリースもしてないですよね。
「へファ、ドン」、「茂山日記」と並んで、最近の独立映画の成果かと。このうち、日本に紹介されることが決まっているのは「茂山日記」だけですが、アジアフォーカスあたり、どうかなぁ…。
返信削除『重慶ブルース』
返信削除チンハオを目当てに行ったんですが
ズシンと重い映画でした
そういえば
公開もDVDもないですね
映画祭ワンチャンスで
見るのは難しいですよね
��ARUさん
返信削除9月のアジアフォーカスでの上映が決まりましたね。邦題『凍てつく夜に』。
http://www.focus-on-asia.com/lineup/film_20.html
『へファ、ドン』も面白い作品でした。これもどこかで上映してほしいですねぇ。
rinrinさん
返信削除映画祭はねぇ。
目玉作品ほど上映回数が少なかったりしますし。(^-^;
いつも楽しく拝見しています。
返信削除韓国映画や韓国ミュージカルに興味を持っているものです。
先日アジアフォーカスでこの作品を見てきました。
本当にとてもよかったです。
若い俳優たち3人の熱演も見応えがありました。
特にイ・ジェフンの演技,よかったです。わずかなひびで壊れてしまいそうな繊細さ,脆弱性,孤独感,傲慢さなどいろいろな要素が見ている方に痛みとして伝わってくるようでした。
現在と回想部を絶妙なタイミングで行ったり来たりする(ラスト近くは現在と回想が融合していたような)編集も優れていたと思います。
noise musicのような音楽もよかったです。
題名ですが,私も気になっています。
高校生がタバコを吸うときの見張り役のことかなと思ったりしていました。そういうシーンがあったので。
アジアフォーカスのtrailerをもう一度見てみると,冒頭に,「パスクン,テジャ」ときこえるようですが... 空耳でしょうか?
私の韓国語能力では聞き取れません。
23日のQ&Aで監督に質問してみたいですが,もう東京に帰ってきているので無理ですし,どなたか質問してくださることを願っています。
10asiaの監督へのインタビューをみると「ライ麦畑でつかまえて(ライ麦畑の番人)」からの引用という説も出ていますね。
返信削除T.L.P.さん
返信削除コメントありがとうございます。
アジアフォーカスでご覧になったのですね。いいな~。今サイトを見に行って、『凍てつく夜に』とされてたタイトルが『Bleak Night』になってることを知りました。
> noise musicのような音楽もよかったです。
あぁ、これ。冒頭タイトルバックで(タイトルが出る前だったかな?)無機質なコンクリートのビル群の映像に地響きのような音が重なる場面、強く惹きつけられました。物語が始まる前から、不吉な予兆、不協和音を感じさせてくれて、タイトルバックがこんなに気になったのは初めて、というくらい、印象に残ってます。
タイトルの意味はネットで丁寧に調べればある程度分かりそうですけれど……。
> 10asiaの監督へのインタビューをみると「ライ麦畑でつかまえて(ライ麦畑の番人)」からの引用という説も出ていますね。
あぁ、それはあり得ますね。「파수꾼」って、見張りというより、守り人なのですよね。比喩的な意味では特に。
気になります~。
どなたか23日にご覧になる方、監督に直接質問なさってみて下さい~!