現在、企画・製作が進んでいる、TVドラマを元にした演劇・ミュージカル作品の話題です。すでに紹介したものもありますが、よくまとまっているのでタイトルを拾っておきます。
◆ドラマ原作の演劇・ミュージカル、続々舞台へ
『屋根裏部屋の猫』『甘い人生』など
アジアトゥデイ 2010.03.17
小説を原作とした「ノベルカル(노블컬)」、映画を元に作った「ムービカル(무비컬)」に続き、今はドラマを舞台化した演劇やミュージカルが主流だ。
ドラマで大きな人気を集めた『屋根裏部屋の猫(옥탑방 고양이)』は来月6日からソウル・大学路SMティンティンホール(SM틴틴홀)で演劇として公演される。(略)
ドラマと違い、演劇では88万ウォン世代の悩みと抗弁が込められており、猫役の二人の俳優がそれぞれ登場することも演劇バージョンだけの興味だ。
7月から大学路・芸術マダン(예술마당)で公演予定のミュージカル『甘い人生(달콤한 인생)』は、2008年に放送された同名ドラマを原作とした作品だ。(略)
ノ・ヒギョン(노희경)作家のドラマ『世間で最も美しい離別(세상에서 가장 아름다운 이별)』は、ドラマ『茶母(다모)』と『ベートーヴェン・ウィルス('베토벤 바이러스)』のイ・ジェギュ(이재규)PDの演出で「演劇熱戦3」の演劇作品として上演される。
6月に開催予定のテグミュージカルフェスティバルでは、漫画とドラマで人気を集めたウォン・スヨン(원수연)原作の『フルハウス(풀하우스)』が創作ミュージカルとしてお目見えする予定だ。
MBCドラマ『コーヒープリンス1号店(커피프린스 1호점)』も、放送後、演劇として製作されたのに続いて、この夏、ミュージカルの舞台にかかる予定だ。
ユン・ウネ(윤은혜)、チュ・ジフン(주지훈)が主演したドラマ『宮(궁)』もミュージカルとして製作され、9月に幕を開ける。(略)
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元のTVドラマは、どれもかなり人気のあった作品です。記事でも、「ワンソースマルチユース(원소스멀티유즈)」の「キラーコンテンツ(킬러 콘텐츠)」だと述べてます。
こういう企画が次々出てくるのには、ミュージカル・演劇の市場が拡大しているという背景があります。ヒットしたTVドラマというのは、市場拡大で不足しているコンテンツを補うのに手頃な素材で、かつ、広がりつつある観客層の裾野部分を引き寄せやすいコンテンツでもありますよね。
私はあまりTVドラマを見てないので、ここに挙がっているタイトル、全編通して見たものは一つもありません。それでも、これだけいろいろなドラマ作品がそれぞれ舞台化されるとなると、全部見比べてみたいなぁ、なんて思っちゃったりしています。
『屋根裏部屋の猫』について、記事ではダブルキャストのような書き方になってるのですが、実際はトリプルキャストが発表されてます。こうやって調べてると、どんどん見たくなるんですよねぇ。
だいたいドラマ見てますが、これらがどうミュージカルになるのか全く検討つきません。およそなりようがない気がしますが・・・去年ベートーベンウィルスがミュージカル化と出ましたがこれはポシャったのでしょうかね?この作品もミュージカルはありえない~って感じですが・・・
返信削除「宮」のミュージカル化はどこかで聞いてはいましたが 結構多いのですね、ドラマからというのは。
返信削除「屋根部屋のネコ」は可能かと思いますが
「宮」は あの映像の色彩感は舞台では難しいでしょうから 他でどう表現してくるのでしょうか気になりますね~
川井さん
返信削除『ベートーヴェン・ウィルス』のミュージカル化?( ̄○ ̄;)!
検索したら、こんな記事が出てきました。
◇『ベートーヴェン・ウィルス』、ミュージカルに作られる
記事には、
「ドラマのミュージカル化を推進中」
「『解説のある音楽会』を標榜する」
「ドラマに出演した出演者の一部と交渉予定」
などとあります。
一年以上前の記事ですから、その後ボツになったのでしょうね……。
airinさん
返信削除ドラマの舞台化、ホントに多いですねぇ。ミュージカルの場合は「ドラカル」とでも呼ぶのでしょうか?
『宮』の色彩感、なるほどです。そうですよね~。舞台であれが再現できたら、それだけで見ものになりそうです。
『屋根部屋のネコ』の演劇は面白そうだな~と思ってます。脚本がよければロングランできるタイプの作品になりそうで。
知れば知るほど、見たくなる~。o(*^▽^*)o