ソウル旅行前の日録です。
3月1日(月)
3月になっちゃった……とつぶやきつつ、原稿作成。
3月2日(火)
ソウル行く前に何とか形にしなくちゃ……とつぶやきつつ、原稿作成続行。
『週刊江戸』のイラストレーターさんから問合せが来ました。肖像画が残されていない人物のイラスト描き起こしという難問。即刻返信。
夕方から歌舞伎座初日の第三部で『菅原伝授手習鑑』の「道明寺」だけ見てきました。普通に最後まで見るつもりでチケット取ったのですけれど、ソウルへ行く前に少しでも原稿を進めておかないと…というプレッシャーに負け、後ろ髪を引かれながら歌舞伎座を後にしました。
楽近くにもう一度見る予定があるので、富十郎親子の『石橋』はそれまでお預けです。
3月3日(水)
残り時間がない……とつぶやきつつ、原稿作成に邁進。
『週刊江戸』の編集さんから、江戸時代の女性の下着について問合せが来ました。手持ちの資料から解説内容に即した浮世絵を探し出してスキャン、こんな感じです、とメールで送信。
下着の絵と言っても春画ではありません。って書いてて今、そうだ春画で比較すれば分かりやすいかも、と気づきました。でも、掲載できないでしょうね……。
3月4日(木)
午後からくずし字のセミナー。『怪物つれづれ雑談』第九話「青柳が井の話」の続き。主人の怒りを買って井戸に投げ込まれた、と言えば「皿屋敷」なわけで、くずし字の本文を最後まで読み終えた後に、「番町皿屋敷」「播州皿屋敷」の浮世絵や姫路城の「お菊井戸」の写真を見ながら四方山話を繰り広げました。
夕方、東京オペラシティ・コンサートホールで大邱市立交響楽団のコンサート。2011年にテグ(대구)で「世界陸上」が開催されるのを記念しての来日演奏会だそうです。
プログラムは、グリンカ 歌曲「ルスランとリュドミラ」序曲/グリーグ ピアノ協奏曲イ短調作品16/ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」。指揮はクァク・スン(곽승)、ピアノはハン・ドンイル(한동일)。
かなりベタなプログラムですが、お陰で気楽に聞けました。
大邱市立交響楽団はテグ在住時に2度聞いてます(2000年11月14日、2000年12月19日)。当時より音が分厚くなってるような気がします。
アンコールは「アルルの女組曲」第二番「ファランドール」と「アリラン」を編曲したクラシック曲でした。「アリラン」なら、ウィーン・フィルやベルリン・フィルにも負けてないと思います。
翌日からのソウル、原稿仕事を抱えて行くことが決定。
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