朝、NH1291便でソウルへ。睡眠時間1時間と前回以下の最悪コンディションで、空港までのリムジンと飛行機の中でひたすら仮眠。
午後、韓国で活動している日本人PDさんとお茶。勉強させていただきました。
夜、大学路でミュージカル『独身男んちの八百屋』。
ホテル到着時のフロントでの会話。
なな「チェックインしたいんですが……。」
フロント「はい……あ、すみませんが、チェックインは2時からです。」
時刻は正午過ぎ。
なな「……2時からですか……どうしよう…………はぁ…」
チェックイン時刻は予約時に確認して、十分承知してます。実は。
フロント「まだ部屋の掃除ができませんので。」
なな「あの……1時だったら部屋に入れますか?」
フロント「あ、1時なら大丈夫です。」
なな「じゃ、お昼食べて、1時にまた来ます。荷物お願いします~。」
韓国は訊いたもん勝ち。韓国に入国するや、韓国対応kモードに切り替わるワタシです。
4月24日(土)
午前、大韓劇場で映画『小さな池』。
午後、大学路で演劇『大虐殺の神』。
夜、コーエックスでミュージカル『兄弟は勇敢だった』。
大学路のソウル演劇センターでネットしてた時のこと。
隣の女性「あの、どうしたらブラウザが開くんですか?」
えーっと、ワタシ、日本人観光客なんですが。
なな「えー、あ、ここをクリックして下さい。」
隣の女性「あぁ! ありがとうございます。」
いえいえ、ワタシ、日本人観光客なんですが、バレてないですか?
4月25日(日)
昼、韓国のPDさんと昼食。
午後、明洞芸術劇場で演劇『呉将軍の足の爪』。
夜、LGアートセンターで演劇『トーナメント』。
明洞にて。
客引1「お客さん、見るだけでいいです、どうぞ!」
客引2「化粧水、クリーム、いろいろありますよ~。」
客引3「これ、日本の方に人気です。おまけしますよ。」
発音キレイだし、表現も自然。日本語能力どんどん向上してますねぇ。
4月26日(月)
午前、大韓劇場で映画『ベストセラー』。
昼、アプクジョンでCINE21主催の写真展。
午後、教保文庫・江南で買い物。
教保文庫で、映画雑誌『CINE21』の創刊15周年記念号が欲しかったのですが、店頭にはもう次の最新号が並んでました。前週のバックナンバーはさっさと返本されてしまうのが普通です。でも、諦めきれないkモードのワタシ。二人組で作業をしていた若い方のスタッフに訊いてみました。
なな「あの、この『CINE21』の前の週のを買いたいんですけれど。在庫はないですか?」
店員J「前の週のですか? 普通、在庫は置いてないんですが……」
と言いつつ、若いおにいさん、自分の返答に自信がなかったようで、先輩のところへ。
店員J「あのお客さんが前の週の雑誌を欲しいと仰ってるんですが……」
店員S「前の週の? どの雑誌?」
先輩スタッフは平台の下の棚を探し始めました。と、一冊の雑誌を手に私のところへ。
店員S「これですか?」
なな「ありがとうございます!」
韓国は訊いたもん勝ち。めでたく記念特大号ゲットしました。

創刊15周年記念プレゼントで、景品のリップクリームがもらえました。私は2冊買ったので、リップクリームも2個。何と、メイド・イン・ジャパン!
金浦空港へ向かうタクシーの中で。
運転手「どちらへ行きますか?」
なな「金浦空港です。」
運転手「国内線?」
なな「いえ、国際線です。」
運転手「(右手を振り回しながら)あー、こっちの方ね。」
なな「(同じく右手を振って)そうです、こっちの方。入って右側です。」
運転手「日本にお住まいですか?」
前回もそうでしたが、この質問がすでにズレてますよね。でも、面白いのでそのまま会話続行。
なな「はい。」
運転手「私も日本へ行ったことありますよ。」
なな「どうでしたか?」
運転手「うん、まぁ、何だかねぇ。」
何だったんでしょうか? 船で大阪へ着いて、それからあちこち回った、というくらいしか話してくれませんでした。
それにしても、金浦空港国際線絡みで一般タクシーに乗って怪しい韓国語を操ると、「在日僑胞(在日韓国人)」と思われるんですねぇ。
NH1294便で東京着。
楽しい3泊4日でした。
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韓国での楽しい会話
韓国は訊いたもん勝ち
pinさん
返信削除すごい~。お見事です。
イ・ムンシク出演の回は前売りで完売してましたよね。諦めずに尋ねてみて、ご覧になれてよかったですね!
日本では「訊いた人だけが得をするのはズルイ」という感覚がありますが、韓国では「諦めずに訊く人はそれだけ熱意があるのだから、その分チャンスが与えられてよい」という感覚があります。
逆に、何も言わずに黙っていると、「今の状態に十分満足している」と判断されます。
在庫の有無を訊く人=その雑誌が欲しい人
何も訊かない人=その雑誌が欲しくない人
韓国では「訊かない人」は「欲しくない人」です。ブログの記事では「訊いたもん勝ち」なんて書いてますが、「欲しい」なら「自分からしっかり訊いてみて!」ってことなんです。
で、訊かれた側は、相手のリクエストに応えてあげられることが嬉しいんです。1時にチェックインさせてくれたフロントの人も、先週号の雑誌を探し出してくれた教保文庫のスタッフも、私が「ありがとう~!」って喜んだら、一緒にすごく嬉しそうな顔してくれました。
前説のプレゼントも、黙って座席に座っていたら、日本人の観客がいたなんて、誰にも分からないでしょう?(一部の人は知ってたかもしれませんけど。)
pinさんが思い切って手を上げたことで、「日本から見に来た人がいるんだ~」って関係者や当日の韓国人のお客さんたちにはっきり伝わったわけで、それって、その場にいたすべての人にとって素敵な出来事だったと思いますよ。(o^-^o)
kモードって、韓国の人と親しく仲良くなれるモードなのです、実は。