2011-03-07

[日録]出語り図の角木瓜と本多髷 3/3

3月3日(木)

◇午前中、仕事の打ち合わせ会議。初めて顔を合わせる方が多くて、やや緊張しながら出向いたのですが、会議前に差し入れやらお土産やらのお菓子交流が行われたりして、終始和やかな雰囲気でした。都合で一足先に失礼することになってしまい、申し訳なかったです。

◇午後、くずし字セミナー。前回の浄瑠璃仕立ての詞章との関連で、「出語り図」(舞台上の浄瑠璃太夫と三味線弾きまでを構図に入れた役者絵)や、浄瑠璃の流派の紋の意匠(常磐津節の角木瓜、富本節の桜草)の画像をご覧いただきました。

Kuyonaga
画像は早稲田大学 演劇博物館デジタル・アーカイブ・コレクションからお借りしました。

 常磐津の太夫と三味線を描き込んだ出語り図。太夫の肩衣の紋が「角木瓜(かくもっこう)」です。天明3年8月江戸・中村座の舞台。この時期だと、太夫・三味線の髪型が本多髷なんですよねぇ。

 くずし字セミナー、次回3月17日が最終回です。

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