もう一月以上前から「新宿ピカデリーに行きたい」と思ってます。
なぜかと言えば、「おくりびと」が見たいから、です。「まだ見てないの?」と言われそうですが、そうなんです、まだ見てないんです。
ぐずぐずしている内に、アカデミー賞の外国語映画賞部門にノミネートされちゃって。あぁ、早く見たい。新宿ピカデリー行きたい。
なぜ新宿ピカデリーかと言えば、窓口で「歌舞伎会」のカードを見せれば、いつでも1,000円で見られるから、です。
← 松竹のサイト から借りて来ました。
「歌舞伎会」というのは歌舞伎座が運営している友の会のようなものです。歌舞伎座に毎月通う歌舞伎ファンなら必ず入会しています。歌舞伎座や新橋演舞場の松竹主催公演チケットが先行で買えたり、チケット代が5%割引になるという特典があるからです。
会員特典は他にもいくつかありまして、その中に「松竹直営映画館にて、歌舞伎会会員特別料金(1,000円、税込)で映画がご覧になれます」というのがあるのです。
会員になった当初、この特典の存在は知っていたものの、使いようがありませんでした。だって、松竹直営映画館で上映する映画に見たいものがあまりなかったので。
ところが、昨年夏、直営映画館の一つ「新宿ピカデリー」がシネコンに生まれ変わりました。シネコンですから、人気作・話題作であれば、松竹系以外の作品も上映されます。
あの映画もこの映画も1,000円!
「映画の日」「レディースデー」を待たずとも1,000円!
1,300円の前売券をわざわざ買うほど見たいわけではない。当日券1,800円なんてもってのほか。でも、当日券1,000円で見られるなら見てみたい。そう思う映画って結構あるのです。私の中で、一般的な話題作の価値と価格がそのあたりで釣り合ってるということなのでしょう。
ちなみに、私がシネコン・新宿ピカデリーで見た最初の1,000円映画は「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」でした。私にとっては、価値と価格のバランスぴったり。
でもって、この映画を見るために、その前にTSUTAYAでDVD借りてきて、TVシリーズの全94話(6シーズン)を一気に見ちゃったのでした。それはまた、別のお話。
このブログを読んで下さってる方の「歌舞伎会会員率」はかなり高いと推測されるのですが……新宿ピカデリー、お勧めです。映画館の サイト にもチケット売り場にも、歌舞伎会の歌の字もありませんけど、カード見せれば1,000円です。