2009-09-15

韓国映画情報/09.09.14-著作権法遵守のために

 本日2本目の韓国映画情報です。驚いたので。






「グッドモーニング・プレジデント」著作権、ネチズンにオープン!
 アーツニュース 2009.09.14



 RSSで記事タイトル見て、「!??」と思って、記事本文へ飛んで行きました。



 「グッドモーニング・プレジデント」の製作サイドが、公式に公開する予告編やポスターの著作権をネチズンと共有することにした、と公式ブログで明らかにしたというニュースでした。7月23日の著作権法改正以降、ネチズンへ著作権をオープンしたのはこれが初めてとのこと。



 公式ブログ記事はこちら。



「グッドモーニング・プレジデント」著作権オープン!!!!

(日本語翻訳は文責・加藤敦子。わざと直訳してます。)



 「グッドモーニング・プレジデント」著作権オープン!!!!



公開前から熱く愛されている映画「グッドモーニング・プレジデント」の著作権をネチズンの皆さんにオープンします!
ネチズンにオープンする著作権は、10月22日公開前までに公式に公開する広報用の動画と映画スチールに対するものです。



グッドモーニング・プレジデント関連資料を自由に活用なさって、継続して映画に対する多くの関心をお願いいたします~




 韓国では、今年に入って何度か著作権法が改正されてまして、特に7月23日施行分の改正は、著作権のある画像・動画・音源などを著作権者の許可なくインターネット上のブログやサイトにアップする行為は著作権法違反となる、と解釈できるものでした。



 「グッドモーニング・プレジデント」の「著作権オープン」は、改正された著作権法に対応したものです。映画の宣伝効果を考えて、ポスター画像やら予告編動画やら、ネチズンたちに心おきなくペタペタ貼ってもらおう、ということですね。



 韓国の著作権法改正と「グッドモーニング・プレジデント」の宣伝資料著作権オープンに対して、「ネチズン」の一人としてエールを送ります。



 「グッドモーニング・プレジデント」のポスター画像です。



Good_2009




10 件のコメント:

  1. この作品って1989年の『グッドモーニング 大統領』とは関係ないんでしょうか?
    http://www.kmdb.or.kr/movie/md_basic.asp?nation=K&p_dataid=04222&keyword=굿모닝%20대통령
    最初、リメイクかと思いました。

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  2. 阿青さん
     そんな映画があったとは。フィルモグラフィ、全部押さえてらっしゃるんですね。さすが。
     リンク先の「あらすじ」読んで、大笑いしちゃいました。
     主人公の男女がローマで出会って(スペイン広場?)、ベネチアで音楽の仕事して(ゴンドラセレナーデ?)、バンコク行って、海賊に襲われ(マラッカ海峡?)、海賊に捕らわれて無人島で虐待されてるベトナムのボートピープルを救出しようとして(クラ島?)……。
     この「あらすじ」を読む限り、ヨーロッパとアジアを股にかけた浪漫と冒険の物語みたいですよね。見たい~。
     あまりの世界周遊ぶりに、ふと、これって海外旅行自由化が背景にあるのでは?と気づき、調べたらビンゴ!でした。
     韓国の海外旅行全面自由化は1989年。それ以前は「50歳以上」なんて制限があったため、全面自由化の恩恵を受けたのは大学生で、バックパッカーの始まりもこの時から、なんだそうです。
     道理で、ヒロインが「大学の授業料(등록금)を持ってヨーロッパ旅行へ立つ」わけです。時代を反映したヒロインなんですねぇ。
     チャン・ジン監督「グッドモーニング・プレジデント」は、「青瓦台ビハインドストーリー」と銘打たれてますから、全く別の物語ですよね。
     ヒロインが女性大統領を夢見ているという点は、韓国初の女性大統領って設定と重なりますけど。
     タイトルは「Good morning, Mr. President(President *****)」という類の英語表現から来てるんだと思ってました。
     英語タイトルは重なっちゃってますね。
     「グッドモーニング!大統領」の方は、どこで大統領が出てくるんでしょう? ヒロインが最後に大統領になるのかな? ポスター見ると「1票投じて下さい!」ってコピーがありますよね。
     直接選挙による正常な(?)大統領選挙が行われ始めた頃ですから、「大統領を夢見るヒロイン」は当時の韓国の夢と希望の象徴と受け止められてたのかもしれません。
     大変勉強になりました。m(_ _)m
     知れば知るほど見たい~。o(^0^)o

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  3. 背景まで詳しく!ありがとうございます。
    こちらこそ勉強になりました。
    私も「大統領はどうした?」って思いながらわけの分からないあらすじを読んでいました。
    庶民が簡単に海外旅行にいけない時代の憧れ映画かなと。
    1960年代の東宝映画みたいな。
    今、インド映画なんかもそうです。
    関係ないところで海外ロケのMTVみたいな場面が延々入ったり(笑)
    所得の問題というよりも政策だったんですね。
    作品名はおさえていても見られる機会がないんですよ~。
    ね、見たいですよね?
    映像資料院に行ったら見せてもらえるのかしら?

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  4. 阿青さん、
     資料院行けば見られるようです。500Wで。(^-^;
     英語タイトルは「Good Morning, Ms.President」と登録されているみたいなので、やはり最後にヒロインが大統領になるか、大統領選挙に立候補するか、そういう夢を見てはっと目覚めて「そうよ、私、絶対大統領になるわ!」って決意を新たにするか、そんな結末になってると予想してみました。
     これはもう絶対見なくては。o(*^▽^*)o

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  5. 500w…安っ!!
    ソウルに行って資料院で映画を見る時間なんて、いつになったらできるのだらう…。
    映画館に行くと思えばいいんですよね。
    ところでこの映画、ジャンルは「青春ロードムービー」とありますがコメディなのか、シリアスなのか?
    あらすじでは1人が海賊と戦って死に、2人がむせび泣いてます。
    何にせよ今見たら苦笑映画?
    ��STのジャケット写真を見て吹いてしまった私は、ファンとしてどうなんでしょう。

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  6. 阿青さん
     予告編見て、吹いちゃいました。\(^o^)/
     あのお顔は必見!ですよ~。

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  7. 未確認なんですが、この映画、今年の韓国映画ショーケースで上映すると言う噂を聞きました!
    正確なことが分かったら、またお知らせに来ます。
    あっと、もちろん新しい方のです。
    大学の授業料持って海賊と戦うほうではありません(ちっ、残念…)

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  8. 阿青さん
    > 未確認なんですが、この映画、今年の韓国映画
    > ショーケースで上映すると言う噂を聞きました!
     えっ?( Д) ゚ ゚
     ……世界漫遊記の方かと思いました。
     新しい方も楽しみです。上映情報、お待ちしてます!

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  9. 東京フィルメックスの「事務局だより」に出ていました。
    http://filmex.net/mt/office-info/2009/09/2009.html
    公式サイトはまだできていないみたい。
    『Castaway on the Moon』って、チョン・ジェヨンの『キム氏漂流記』のことかしら?

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  10. 阿青さん
     おぉ! 情報ありがとうございます!!
     早速「事務局だより」見てきましたが、
    > (チャン・ドンゴン主演最新作 「グッド・モーニング・プレジデント」 や、
    > 「Castaway on the Moon(英題)」(イ・ヘジュン監督)
    って書き方、笑っちゃいました。
     「チャン・ドンゴン主演最新作」って、この一言で動員力が数倍になるのだろうな~とか。
     「Castaway on the Moon」というタイトルを見て、あっ!「キム氏漂流記」だ、やった~、と思う人がどれだけいるのだろうか……とか。
     こっちに「チョンジェヨン主演最新作」ってつけても動員力に変化はないのかなぁ、とか。
     東京フィルメックスのコンペティションで「똥파리」(息もできない)、招待作品で「박취」(サースト~渇き~)が来るんですね。
     楽しみ~。

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