この秋、上演時間10時間という演劇が相次いで上演されます。
一つは、トム・ストッパード「コースト・オブ・ユートピア」。蜷川幸雄演出で、シアターコクーンにて。
もう一つは、シェイクスピア「ヘンリー六世」。鵜山仁演出で、新国立劇場にて。
どちらも三部構成で、土・日・祝日には三部を一日通しで見られるような公演スケジュールが組まれています。
私の場合、歌舞伎や文楽の公演で一日10時間近く劇場の椅子に座ってる日が、ほぼ毎月のようにあります。「すごいですね~」「眠くなりませんか?」とよく聞かれますが、古典の演目は、ストーリーも見どころも全部分かっているので、途中でちょっと舟を漕いでもあまり問題ないのです。歌舞伎座あたりですと、見どころ以外は目をつぶってるお客さん、結構いらっしゃいます。皆、自主的に休憩時間を決めて見てるんです。
でも、初めて見るストレートプレイでは、そうはいきません。舞台に集中していないと、ストーリーについて行けなくなるでしょう。そして、ストーリーが分からなくなると眠くなり、眠くなるとますますストーリーは分からなくなり……という集中力と理解度の下降スパイラルまっしぐら。いつの間にかぐっすり眠り込んで、はっと目が覚めたらカーテンコール、なんて可能性も……。
そう考えると、10時間は辛そうだな~、でも三日に分けて見るのも大変だし、どうしようかな~、とチケット取りを逡巡しておりました。
ところが、先日偶々「コースト・オブ・ユートピア」のチケットが入手できることになり、それなら「ヘンリー六世」も、と勢いがついてチケットぴあへ。両公演とも一日通しチケットを手配しました。
チケット取っちゃったからには、見るっきゃない。
前日から体調整えて劇場へ行きたいと思います。今から、決闘に向かうような気分です。
今日は今から亀岡市にお茶の講演に行きます。雨模様です。男の健康講座という中の1講座です。
返信削除マクベスを石川県中島町の仲代達矢無名塾で講演があるそうですが、ここの舞台劇場、ステージの奥が開いて、後の山も舞台にするそうです。屋外で馬も走るとか!
この中島町は牡蠣が美味しいところなんですよね。
チャムリエさん
返信削除亀岡って丹波ですよね? 栗が美味しいところかな~なんて思ったんですけど。ちょうど今日のおやつが栗なので。\(^o^)/
> ここの舞台劇場、ステージの奥が開いて、後の山も舞台にするそうです。
ここまでは、あ~、コクーン歌舞伎と同じだ~と読んでたのですが、
> 屋外で馬も走るとか!
すごい!!!w(゚o゚)w
一体どんな劇場なのかと探してみました。
この18日に初日が開くんですね。能登演劇堂 の「マクベス」。
牡蠣も美味しいんだ……。
面白いお芝居見て、美味しいもの食べて。
毎日、そうやって暮らしたいです。(^-^;