2010-05-19

[記事]キム・ギヨン監督『下女』、2010年再公開

 故キム・ギヨン監督の『下女』、韓国の一般映画館で公開、上映されるそうです。びっくり。




元祖『下女』、カンヌの追い風を受け、6月国内再封切
 STAR NEWS 2010.05.17

 故キム・ギヨン(김기영)監督の『下女(하녀)』がカンヌから吹いてきた風に力を得て、国内で再び公開される。

 16日、カンヌを訪れた『下女』のある関係者は、「故キム・ギヨン監督の『下女』を6月3日、国内再公開する計画」と明らかにした。故キム・ギヨン監督の『下女』は、映像資料院などで上映されたことはあるが、正式に再公開されるのは初めてだ。(略)

 今年、カンヌ映画祭コンペティション部門に招かれたイム・サンス監督の『下女』は、故キム・ギヨン監督の原作をリメイクした作品だ。元祖『下女』は、マーティン・スコセッシ監督が積極的に後援、デジタルで復元され、2008年カンヌのクラシック部門で上映されてもいる。

 イム・サンス監督の『下女』が公開されて以来、原作と比較したいというファンらの要請が殺到しているとされていた。

 今回の映画祭でも、ハリウッドのレポーターが「故キム・ギヨン監督の『下女』は、韓国映画の宝石のような存在」と激賞したこともあった。一部の外信は、「イム・サンス監督の『下女』は、キム・ギヨン監督の『下女』ほどではない」という評も躊躇わなかったほど、元祖『下女』は50年を過ぎてなお、洗練された形式を持っている。(略)

 『下女』関係者は、「『下女』がカンヌに招待され、国内でも旋風を巻き起こし、元祖『下女』に対する関心も大きくなっているようだ」とし、「観客に両作品を比較する機会を提供する計画」だと述べた。(略)

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 韓国には、日本の「名画座」のような映画館がほとんどありません。過去の名作をスクリーンで観ることのできる機会は、記事にもある映像資料院主催の上映会のような場だけ、と言っても過言ではないほどです。

 そんな現状を踏まえると、1960年製作の『下女』を一般の映画館で再公開するというのは、異例中の異例です。

 上映期間中に韓国へ行く予定のある映画ファンの方、このチャンスを逃さずに、ぜひ劇場でご覧になってみて下さいね。

 6月3日再公開……ワタシはダメだ~。

4 件のコメント:

  1. 『下女』DVD、持ってます。
    たしか日本語字幕付き。
    『ソウルの屋根の下』はどうします?(o^-^o)

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  2. 阿青さん
     『下女』DVD、私も持ってます。イム・サンス監督の『下女』を見る前に見ておいた方がよいのか、考え中です。
     『ソウルの屋根の下』、お声かけて下さってありがとうございます。\(^o^)/
     これ、持ってる……はずなのです。今見つからないんですが。(^-^;
     とりあえず今回は見送ります。m(_ _)m

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  3. りょーかい
    見つからなくて、必要なときは言ってくださいね。

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  4. 阿青さん
     はい、その節はよろしくです。

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