『送還(송환)』で知られるキム・ドンウォン(김동원)監督作品のDVD-BOXが韓国で発売されてます。
キム・ドンウォン全作品集(김동원 전작모음집)
韓国語を直訳すれば「全作集め集」。『送還』を始め、『サンゲドン・オリンピック(상계동 올림픽)』『鍾路、冬(종로, 겨울)』など、これまでの作品14編がすべて収録されています。
4discs、リージョンALL、韓国語・英語字幕付き。定価は68,900ウォン。
今年の第11回全州国際映画祭(전주국제영화제)でキム・ドンウォン監督の全作品を上演する回顧展が開かれたのを記念して、独立映画配給会社「シネマ月(시네마 달)」が制作を決定した限定版コレクションだそうです。再版されにくい商品と思われますので、入手したい方はお早めにどうぞ。
リリース情報をメディアで見かけず、全然知りませんでした。昨日、教保文庫・江南店の店頭で遭遇して、即購入。今回のソウル旅行の収穫の一つです。
チョンジュでキムドンウォン監督の作品も観てきました。特集上映が6プログラム(1プログラム2回上映)もあり、そのいずれもでティーチインやトークがあり、監督、八面六臂の大活躍でした。私もそのうち2プログラムを鑑賞。特に監督の初期の作品を観られたのが収穫でした。
返信削除監督は全州国際映画祭と縁があるようで、一昨年には「63 years on」を上映していたし、昨年は審査員として参加していました。
「送還」は今まで観た韓国のドキュメンタリー映画の中で一番好きな作品です。対象との距離感がとても好きなんです。
なあごさん
返信削除全州国際映画祭、いかがでしたか? 毎年、プサンとは違った方向性で頑張ってますよね。
ティーチインやトークで生の声を聞けるのは本当に貴重な機会で、羨ましいです。
私はといえば、せっかく買ってきたDVD-BOX、時間がなくて全然見てないんです。見たいのに~。
これも映画祭に合わせて刊行したのだと思いますが、『韓国独立ドキュの大父 キム・ドンウォン展』という本も入手しました。が、全然読めてない……。
目次見ると、監督へのインタビュー。『送還』製作ストーリー(監督と後輩監督たちの「放談」)などが収録されていて、すご~く心引かれているのですけれど。