テグ国際ミュージカルフェスティバル(DIMF)の現状と展望をまとめた記事です。
長いので、要点をかいつまんでのご紹介。
◆「テグ国際ミュージカルフェスティバル」の今日と明日
ニュースカルチャー 2010.06.17
DIMFは国内唯一のミュージカル祝祭であり、NYMF(ニューヨーク・ミュージカルフェスティバル)と共に国内外ミュージカルを一同に集めた唯一の祝祭である。
◇4年間の急成長
・2006年に始まり、今年で4回目。
・DIMFの目的は「国内唯一の大規模ミュージカル祝祭として、創作ミュージカル支援及び優秀な公演を招請し、テグを文化観光都市として発展させ、公演文化中心としとして育成する。また、アジアを代表するミュージカルフェスティバルとしての立場を固め、世界的な観光都市テグとして前進する。」
・第1回、第2回の公式招請作は6作品。第3回の昨年は9作品で、内4作品が、メキシコ、アメリカ、オーストラリア、イギリスの作品だった。
・フェスティバルの観劇人数は、2007年と比べて2009年は2倍の20万人。内、観光客は4万3000人。フェスティバル側によれば、企業投資も増加している。
・第2回の「DIMFプロダクションアワーズ」受賞作『マイ・スケアリー・ガール』は昨年9月にNYMFに参加、「最優秀演技賞」を受賞。第3回受賞作『スペシャルレター』は現在ニューヨーク公演を準備中。
◇DIMFを代表する「創作支援作」
・DIMFの「創作支援作」部門は、毎年11月頃に作品を公募する。今年は63作品が出品され、6作品が選ばれた。
・選考基準は、未上演の純粋創作ミュージカルであること、フェスティバル期間中に初演可能であること。
・独創性、創意性、芸術性、完成度、さらに海外進出の可能性、公演産業としての可能性を念頭に置いて選定。
・創作支援作、大学生ミュージカルフェスティバルの審査は徹底していることで有名。
・支援は3000万ウォンから6000万ウォン、及び劇場使用料。
・金銭的支援以上の利点は、オフ・ブロードウェイのように、テストマーケット、トライアウトの場を得られること。
・これまで発掘した創作作品が好評のため、来年から創作支援を拡大する計画。
◇さらに進んだDIMFを期待して
・全体としてローカルな祝祭のイメージが強く、俳優や製作スタッフの参加が少ない。
・昨年は、作品により人気に偏りがあり過ぎた。
・韓国を代表するフェスティバル、世界的なフェスティバルになるためには明確なアイデンティティが必要。
・NYMFは創作段階のミュージカルを最小限のセットで上演するショウケース形式。
・来年以降、公式招請作を減らすこと、公式招請作は第三世界の作品を中心に選定することを考慮中。
・今年の総予算は22億ウォン。文化体育観光部とテグ市が11億ウォンずつ拠出。劇場使用料、付帯費用、創作支援金などを負担すると、俳優のギャランティーを払うことができない状況。
・今年のオープニング作品『アンジュ(Anjou)』はプロデューサーのジェイン・ベルゼールが参加を望んで私費で来韓。クロージング作品『サファイア』もオーストラリア政府の支援で参加。昨年のNYMFで出会ったアフリカの作品は、公式招請を決定したが、ギャランティの問題で招請を諦めた。
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思いつくままに取り留めなく。
第1回が2006年で、今年が4回目というのは、2007年には開催されてないからなんですが、記事本文には「2007年と比べて」なんてありますね。これは謎。
創作支援作の審査が「徹底していることで有名」というのは、フェスティバル関係者(執行委員やスポンサー)絡みの作品が予選で落選の憂き目を見た事例があるんだそうです。アッパレ。
今後、創作作品、第三世界の作品を中心としていきたいという志は評価したいですね。観光客も含めて観客動員するためには定評のある有名作品を上演する方がよいわけで。トライアウトの場として評価を高めることができるかどうかが鍵。
フェスティバルの目的の一つは、テグ市の振興です。第1回目の時は、正直、テグの「町起こし」と思ってました。実際そうでした。ずっとテグの主力産業だった繊維産業に代わる産業振興を模索してたんですよね、当時。
韓国では「テグ出身」の私としては、「町起こし」、応援してます。
アンニョンハセヨ( ^ω^ )
返信削除先週、韓国でミュージカル観てきました。
今回は、「兄弟は勇敢だった」と「ああ!あなたが眠る間に」を。
チケットはここで紹介していたiTourSeoulとゆうサイトで予約し、当日会場で交換しました。便利な情報ありがとうございます。
どちらも笑って少し泣けて...言葉はすべて理解できなくてもほんとにたのしい内容でした。
「ああ!あなたが眠る間に」の劇場では、日本語のできる女の子がいました。
舞台が始まる前にあみだくじを引いたりしたときも通訳してくれて、
舞台終了後に、出演者たちと写真撮ったり、サインもらったりできることも教えてくれました。
「たくさん楽しんでくださいね。」とゆう言葉が印象的で心に残りました。
役者さん7人が、一人何役もこなしていて、舞台とお客の距離が近い、あきない舞台でした。
終了後はサインをもらい写真を撮って、緊張しながらも楽しい時間を過ごすことができました。
韓国の舞台は、勢いがあって、元気になれるので、大好きです(o^-^o)
また、いつ行こうか考えてしまいます。
これからもいろいろな情報楽しみにしていますので、よろしくお願いします(*^.^*)
hebinさん
返信削除『兄弟は勇敢だった』はコーエックスの大きめの劇場、『ああ!あなたが眠る間に』は大学路の小劇場。客席の雰囲気、それぞれ楽しいですよね~。
『ああ!-』をやってる大学路・芸術マダン、シネコンならぬシアコンで、いつも楽しい芝居がかかってます。私の好きな劇場の一つです。
韓国の劇団スタッフ、日本語を話せる人が一人くらいはいることが多いです。一生懸命日本語で説明してくれたりして。嬉しいですよね。
> 韓国の舞台は、勢いがあって、元気になれるので、大好き
> です(o^-^o)
ホント、元気になれる。まさに。
> また、いつ行こうか考えてしまいます。
はまってますね。o(*^▽^*)o
私も最近、大学路へ通じる「どこでもドア」があればいいのに……とかなり真剣に(^-^;思ってます。
コメントありがとうございます。
またお話聞かせて下さいね。(o^-^o)