これは羨ましいですねぇ。これから世の中に出て行く大学生にとっても、既成のプロダクションや公演関係者にとってもメリットのある話です。短い記事ですので、全文翻訳。
◆KT、クックTVで大学生の演劇作品サービス
ソウル経済 2010.06.18
インターネットTV(IPTV)を通して無料で大学生の演劇を見ることができるようになった。
KTは、「第18回 若い演劇祭(젊은연극제)」開幕にあわせ、今まで演劇祭に出品された作品をクックTV(쿡TV、QOOK TV)のオープンVOD(ビデオ・オン・デマンド)でサービスすると18日明らかにした。KTは若い演劇祭公式メディア主管者である(株)ミルレ21(밀레21)と手を結び、2007年から今年までの歴代演劇作品全編をクックTVオープンショップを通して提供することにした。クックTVでサービスする若い演劇祭のすべての作品が無料だ。
若い演劇祭は、1993年、6大学の演劇同好会の卒業公演として出発、現在全国約50の大学が参加する大学生演劇人たちの祝祭だ。今年の若い演劇祭は6月19日から7月4日まで、大学路(대학로)14ヶ所の劇場で開かれ、全部で52作品の演劇が披露される予定だ。
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日本にもこういうサービスがあればなぁ、と思いました。が、そもそも日本の大学生の演劇フェスティバルって、ほとんどが地域ごとに開催されているものですよね。全国の大学から50本もの作品が集まるような大掛かりなフェスはなさそうな。そもそも日本ではそれだけの規模の演劇祭を開催できる場がないでしょう。小劇場が密集している大学路という演劇街があってこその企画です。
演劇の舞台は生で見た方がいいに決まってますが、実際問題として、日時が限定された公演を見るために劇場へ足を運ぶのって、かなりスケジュールの遣り繰りが必要になります。若い才能を発掘することに情熱を抱いていて、そのために相当の労力と時間を割く努力をしているプロデューサーであっても、52本全部を劇場で見るのはまず無理でしょう。仕事として専従するのでない限り。
それが、無料のインターネットTVで見られるとしたら、とりあえず全部見てみる、という人も出てくるだろうと思います。
と、あれこれ書いてますが、要するに、ワタシも見たい!と。
ネットTVですから理論的には日本で見ることも可能なはずなんですが、クックTVはKTのサービスで、まずこのサービスに加入していないと見られないようです。う~ん、残念だなぁ。
このサービス、世界的に(ピンポイントで)需要があると思いますよ~。>KTさん
yonaさん
返信削除せっかくのネットTVなのですから、見てみたいですよねぇ。
この演劇祭だけパッケージにして、定額見放題、とかしてくれないかしらん。
大学路、いいですよ~。言葉が分からなくても、舞台が好きな人なら十分楽しめると思います。