2009-04-23

水着の試着

 仕事の帰り道、アメ横へ寄ってみました。
 せっかく マスターズに出る のだから、水着を新調しようかな、と思いまして。



 昨年の北京五輪では、speedo 社の LZR RACER(レーザーレーサー)がメダルも話題も独占しました。
 先週末の日本選手権は日本新20個、五輪翌年とは思えないハイレベルな大会になりました。その背景には、スピード社に対する国内3社(ミズノ、デサント/アリーナ、アシックス)の壮絶な巻き返し攻勢がありました。



 これだけ話題になると、やっぱり着てみたいです、新しい水着。



 オリンピック選手レベルのものは品質も値段も分不相応ですが、1ランク下の普及品なら……ということで、アメ横のスポーツショップへ出向きました。



 とにかく、試着。
 スピード、ミズノ、アリーナ、アシックス、主要メーカーのものを各1着、合計4着、着てみました。狭い更衣室の中で、着ては脱ぎ、脱いでは着て…………



 4着全部試着し終わるのに、2時間かかりました。



 特に、スピードのFS-PRO。レーザーレーサーと同じ素材の普及品なのですが、着るためだけの正味でたっぷり30分かかりました。北京五輪の報道で、レーザーレーサーは着用するのに30~40分かかる、と伝えられてました。本当にその通りです。普及品で、少しは楽なはずなのに。足首までのロングタイプでなく、膝上までのハーフタイプなのに。とんでもない水着です。



 あれこれ試着してみての感想は……4着4様。水に入ってみないと、泳いでみないと、分からない。



 当然なんですけど、こればっかりは試せませんしね~。



 自分の感覚としては、ミズノのウォータージーンが着やすくて好感触。これなら練習にも着られそう。その分、タイム向上はあまり期待できないかもしれません。
 また、昨年の北京五輪向けに開発した素材を使ったもので、スピードに負けた水着というのがちょっとひっかかるところ。ミズノは、すでに一流選手を対象とした製品を別の新素材で出してるんですよね。



 スピードのFS-PROは、着るのは大変でしたが、着てみたら意外に楽で、これまた好印象。
 ただし、こちらは紙みたいな素材で、耐久性は全くなさそう。レースの時だけ着る水着です。となると、コストパフォーマンスがねぇ。
 着用に30分かかるというのも、やはりネックです。大会当日、更衣室はアマチュアスイマーでごった返すことが予想されるわけで、そんな中で悠々と30分かけて着替えてられるかなぁ。見知らぬ人とすれ違いざまに、何かでピッと破られちゃうなんてアクシデントもありそうな。



 結局、今日は買わずに帰って来ました。ミズノか、スピードか、もう少し考えます。



 私の現役時代、競泳用水着と言えば、ミズノのスピード(ミズノがスピードと提携して、「スピード」ブランドで水着を販売していました。その提携を2007年に打ち切ったのが、2008年北京五輪の水着論争の一因でした)か、デサントのアリーナでした。それぞれ特徴があって、私はどちらかといえば、ミズノのスピードが好みでした。



 今日試着したミズノとスピードは全く別物の水着なのですけれど、それでも、私にフィットするところで共通する何かがあるのでしょうね。不思議です。



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