12月9日(水)
午後から授業。この日のテーマは「義太夫節」。文楽の太夫の語り分け、三味線の弾き分けを映像で体験してもらおうというものです。教材は竹本住大夫、鶴澤燕三(先代)の『心中天網島』「河庄の段」。10年以上前に自分で録画したビデオですが、何度聴いても、凄いな~と聴き入ってしまいます。このビデオ、初心者が語り分け、弾き分けを実体験するには絶好の教材なのです。人形も、小春・吉田簑助、紙屋治兵衛・吉田玉男、侍客・吉田文雀という見応えのある配役です。
学生からは「あんなに細かく語り分けているとは思わなかった」「三味線の音色が豊富で驚いた」「人形の背中が震えているのが本当に泣いているようだった」等々、芸の力に素直に驚く感想が続出。
年内の講義はあと一回。師走ですから、先生は頑張って走り切らなくては。
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