12月5日(土)
昼間は昨日の仕事の続き。読書、調べ物、校正、原稿作成等々。
夕方から新大久保の韓国料理店「プングム」(チヂミ美味しかった!)で飲み&食事の会。参加者は7人。ほぼ全員が舞台を見るためにソウル行く人たちです。言わば、韓国ミュージカル&演劇ファンの集い。
最近つくづく感じてるのですが、年に何度もソウルへ韓国ミュージカルを見に行く日本のミュージカルファン、増えてます。
韓国の舞台が好きで、こんなふうに紹介している私の立場からすれば嬉しいことなのですが、その一方で、日本のミュージカルの将来がちょっと心配です。
韓国料理店の後は、「アイスベリー」というパッピンスのお店へ。途中で韓国スーパーへ寄ったら、妙に懐かしい気分になって、お餅、スナック菓子、伝統茶2種、買い込んじゃいました。
お餅は栄養餅(영양찰떡)という、黒豆・栗・かぼちゃ・小豆の入ったお餅です。写真撮るつもりが、ころっと忘れて食べちゃいました。美味しかった~。これ、韓国在住時、よく食べてた好物なのです。値段が倍という点に目をつぶれば、本場そのままのお餅でした。
★関連記事(当日携帯から生中継した料理の写真です)
これから宴会
宴たけなわ
河岸変えました
私がなんで韓国ミュージカルを観るようになったかというと、韓国の役者が素晴らしいと共に日本のミュージカル界が悲惨だからです。ヅカと四季からの卒業生ばかりで、ま、それはいいですけど、同じメンツというのも代わり映えがしない気はするけど今トップでやっている人を抜かすほどの人材がちっとも現れないじゃないですか?レミゼだって山口、今井以上に出来る人はいないのでやはりこの二人を観ると安心。エリザベートのトートに至っては山口以外は全然ダメじゃないですか。市村さんのような芸風の人も現れないし、プリンス井上?上手くないじゃないですか・・・これでは欲求不満になってしまう。観る方も観る力がない気がします。なんでもかんでもスタンディングオーベーション。こんなことやっているから役者も勘違いしてしまう。厳しすぎますか?
返信削除川井さん
返信削除韓国のミュージカル、わずか10年足らずで今のレベルまで来たんですよね。2002年に見た『オペラ座の怪人』(今のミュージカルブームの原点です)では、怪人が音はずしてましたから。
それがあっという間に歌も踊りもハイレベルな水準になってしまって。
その理由はやっぱり、基本的に役者がオーディションを通じて競争していること、役者のトレーニングシステムがうまく機能していること、の2つなのだろうと思います。
あと、韓国の人ってはっきり物を言いますよね。つまらないものはつまらない、下手は下手。お客さんの見る目が厳しくて、はっきり物を言うので、実力ない人は生き残れないんですよね。
はじめまして^^
返信削除韓国のミュージカルについて・・・
韓国でのミュージカルが流行のように・・多くのの作品が公演されるのを気にしながら~足を運んでみましたが・・・観客の反応が??
一番驚いたのが、カーテンコールの後に音楽が流れている時に照明がつきさっさと席を立ち帰ってしまう観客?? 映画館でもエンドクレッジット流れている最中に・・・又も帰ってしまう観客??
信じられないのですが・・・どうなのでしょう?
わたしが見た時だけの話なのか・・??気になりおしえて欲しいです^^
ピョルさん
返信削除コメントありがとうございます。
韓国でミュージカルと映画とご覧になったんですね。いかがでした?
お尋ねの観客のこと、えーっと、韓国ではそれが普通です。カーテンコールでもエンドクレジットでも客席の電気がついちゃいます。お客さんもさっさと帰っちゃいます。
最後まで全部見てから席を立つ日本人の感覚からすると、え~っ?何で?って思いますよね。私も最初はそう思いました。で、周りの韓国人に聞いてみました。
さっさと席を立つ理由は……「終わったから早く帰ろう(出よう)って思うから」だそうです。何人もの韓国人に聞いてみましたけど、ほとんど同じ答でした。
中には、私に質問されるまでそんなこと考えたことなかった、という人もいました。カーテンコールやエンドクレジットの「途中」で席を立ってる、という意識がないらしいです。きっと韓国人にとっては、舞台なら幕が下りた時、映画ならエンドマークが出た時が「終わり」(→帰る)なのでしょう。
それでも最近は、ミュージカルファンはカーテンコール最後まで見るようになりましたし、映画館でもエンドクレジットを最後まで流してくれるところが増えました。以前は映画館がエンドクレジットの途中で上映止めちゃってましたから。「最後まで見せてよ~」って何度思ったことか。
文化や習慣の違いと言えばそれまでなのですが、面白いです。
基本的に、韓国人はせっかちですね。
こんにちは。
返信削除横入り、失礼します。
さっさと帰っちゃう観客、香港でもそれが普通です。
映画のときなんか、エンドクレジットが始まった途端に幕が閉じ客電が点き場内清掃の人が入ってきます。
コンサートでも「いつもの最後の曲」になると帰る人続出。
日本でも最後までずーっと座っているのはわりと最近の傾向なんじゃないでしょうか?
もともとカーテンコールはお客様にご挨拶して見送るためのものでしたし、カーテンコールの後の音楽は内部では「追い出し」と呼ばれていてすみやかにお帰りいただくためのものです。
もはや演技の一部ではなくなって何回もお辞儀を繰り返しているだけだったりしたら、私も出ます、日本でも(笑)
もっと昔は映画も、途中から入り、見始めたところまで見たら出るのは普通でした。
なんとなくですが、芸能事が意を決して見に行くものではなく、庶民の生活に身近なほどそんな傾向があるような気がします。
「また来るね~♪」って感じで。
ノリのいいカーテンコールだったら鼻歌でステップ踏みながら帰るとかね。
同感です~10月に「私の愛私のそばに」を見に行ったのですが、エンディングですぐ皆出ていってしまって驚いたのなんのって。そして見ている最中にもお菓子ボリボリ、携帯なったら出てしゃべるはで驚愕でした。でも日本でも最後までしっかりいるよになったのはここ数年の気がします。
返信削除ミュージカルではまだ席立つ人を観たことないなぁ。日本のカーテンコールは最近異常!もういい加減にしてくれってくらいやる。出てきお辞儀するだけを何回も繰り返して、こんなのが習慣化されてしまって不満です。そして、どんな舞台でもスタンディングオーベーションをやるってのは理解不能。
阿青さん
返信削除香港もそうなんですか……。へぇ。
欧米はどうなのでしょうね。
今年3月に見た『ザ・ヒットパレード』は、カーテンコールの後にバンドの生演奏が続いて、「お見送り」をやってました。実は、古谷三敏の『寄席芸人伝』に出てくる「三段帰し」と同じで、帰宅客の分散も兼ねてたのでは……と思ってます。
映画館、昔は上映途中から入ってましたね。そう言えば、私も中学高校の頃、確実に座って見るために、前の回の残り15分くらいの所で入場してました。でも、結末が先に分かっちゃうとつまらないので、下向いてスクリーンを見ないようにしたりして。
そうそう、韓国で暮らし始めた頃、映画館が全席指定、毎回入替制、と知ってビックリしたのでした。今、思い出しました。日本では、系列映画館で2本立て上映、がまだ普通だった頃です。
って、話がどんどん逸れてる気がする……。
川井さん
返信削除すいません。私も韓国の映画館では上映中にバターイカ(버터오징어)食べてます。映画のお供はやっぱりイカだよね、とか思いつつ。
この間なんて、ソウル劇場の前の屋台で焼き栗(군밤)買ったら、おばさんがイカを1枚おまけしていれてくれました。やっぱり映画にはイカなんでしょう。
携帯はさすがに切りますが。
過熱気味のアンコールとスタンディングオベーションは……最近、新作歌舞伎でもありますねぇ。シアターコクーンあたりならまだよいのですが。
劇場で生の舞台を見ること自体が一大イベントになってるお客さんは、スタオベして盛り上がらなくちゃ、と思い込んでるのかもしれませんね。
ななさん。イカはいいでしょう。音がしないから(笑)でもちょっと匂うかな?私が見た時にはスナック菓子のガリガリ系の方でほぼお煎餅に近い感じで袋もガサガサとうるさく、かなりの間食べていたんですもの。映画の途中から(怒)
返信削除ところでななさんが興行成績の一覧を出して下さいましたが、「私の愛、私のそばに」は10位までにも入っていないんですね。本当に良くなかったもの。でも主演男優賞はキム・ミョンミン総なめですよね。
「レナードの朝」のようにばっちり演技が見られると思ったのになんだか20キロ減量の方にばかり焦点合わせていたような気がするし、こんな場面必要?と思わせる場面が多々あって本当に不満でした。あんなに「ベートーベンウィルス」で別人のような演技をした人なのに残念でならない。
韓国の人たちもそう評価したんですね。納得です。「白い巨塔」も「イ・スンシン」も無難程度の演技だったと思いますがカンマエは圧巻でした。ロバートデニーロのようなもっともっとアクの強い役を見たい所です。おおいたる期待を寄せている役者ですが、今回コケました・・・本当に残念無念。
川井さん
返信削除映画の興行成績は11月までの集計なので、今年のデータとしてはもう少し上積みされる作品もあるでしょうが、全体の傾向はもう変わりがないでしょうね。
「私の愛、私のそばに(내사랑, 내곁에)」、まだ見てないんです。キム・ミョンミンの演技、今いちでした? それでも賞レース総なめというのは、主演男優賞が取りやすい作品だったからでしょうか。「海雲台」の主役は津波ですものね。
今年の映画界は、興行的に盛り上がっていた割に、よい役者さんが出てこなかったかなぁ、とちょっと残念に思ってます。
ななさんは日本のミュージカルは最近はご覧になっていないんですよね。私はいつもがっかりさせられながらもめげずに月に数本観ています。
返信削除日曜には「パイレートクイーン」東宝ミュージカルの面々がズラ~。緊迫感のないパワーのない心の叫びも感じられないただ歌ってました踊ってましたと
いういつものパターンでした。これでは韓国と差がつくばかり。相変わらず恒例のごとくスタンディングオーベーション。はぁ~・・・
「切り裂きジャック」日本でもやるよう今準備が進んでいるそうです。その時は是非ご覧になって下さいね。
明日は「牛の鈴音」見てきます。
川井さん
返信削除「切り裂きジャック」、日本でもやるんですか。どんな顔ぶれでやるのかしらん。
となると、韓国でも見ておきたいな~。1月にもソウル行きたいな~。
「牛の鈴音」、いかがでした? 私も早く見に行かなくちゃと思ってます。韓国版のDVDは入手済みなんですけど、おじいさん、おばあさんの方言が聞き取れないだろうなぁ、と。(∩゚д゚)
劇場行って、日本語字幕で見なくては。