演劇ミュージカル情報というより、テグ(대구、大邱)情報と言った方がよいかも。
2000年2月~2001年11月までテグに住んでた私。テミョンに遊びに行きたい~。チュンアン洞を歩きたい~。懐かしい、テグ、私の故郷。
◆4人4色『Morzart!』「2月26日テグで会いましょう」
キム・ジュンス、パク・コニョン、イム・テヒョン、パク・ウンテ、舞台でそれぞれに異なった魅力を発散
ブレイクニュース 2010.02.25
(略)
ミュージカル『MOZART!』の興行業績でさしおくことができないのは、キムジュンス(김준수)-東方神起(동방신기)、シア・ジュンス(시아준수)-のミュージカルデビューだ。マーケティング的にキム・ジュンスのミュージカルデビューはそれこそホットイシューだが、それだけに憂慮の声も大きかった。しかし、結果は意外の成功だった。アイドルスターという偏見を打ち破り、感性的な声と劇に対する真摯な分析で舞台を掌握した。
キャスティングのイシューは、キム・ジュンスにだけ限定されない。ミュージカルスターであり映画俳優としても活躍しているパク・コニョン(박건형)、柔らかい声と歌唱力で感性を震わせたイム・テギョン(임태경)、完璧な高音で賛辞を受けたパク・ウンテ(박은태)まで、それぞれが異なった色合いで、4人のモーツァルトが彼らの魅力を舞台上で思い切り発揮した。この他にも、『MOZART!』はソ・ボムソク(서범석)、チョン・ソナ(정선아)、シン・ヨンスク(신영숙)、ユン・ヒョンリョル(윤형렬)、ミン・ヨンギ(민영기)、ペ・ヘソン(배해선)、イ・ギョンミ(이경미)等の堂々たるミュージカル俳優が完璧に近いハーモニーを見せてくれたために光輝くことができた。(略)
ミュージカル『MOZART!』のこのような成功神話と感動が2月26日からテグ(대구)で続けられる。すでに23日舞台セットアップに入り、26日のオープンを前にして、『MOZART!』テグ公演は地方公演史上最初の有料観客1万人突破という記録を打ち立てるほどに、ミュージカルファンの大きな関心を集めている。(略)
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ジュンス出演回のチケットがあっという間に売り切れたり、公演期間中に急遽OSTが発売されたり、早くも「2010年最高のミュージカル」といった賛辞が寄せられているミュージカル『MOZART!』。
ソウル公演は千秋楽を迎え、明日から地方公演が始まります。
その皮切りとなるテグ公演、チケットの売れ行きも上々のようで、「有料観客数」が1万人を超えたことが話題になっています。逆に言えば、これまでの地方公演はどれだけタダ券がばら撒かれていたか、ってことなのですけれど。
私がテグに住んでた頃の感覚では、12万ウォンのミュージカルチケットなんて「はぁ?そんなの誰が買うの?」ですし、年に1度の「NANTA!」を大喜びで見に行ったことを思えば、ソウルと同じ舞台がテグで10日間も上演されるなんて「夢みたい」な話です。
韓国ミュージカル、市場も確実に成長してますね。日本でも、これだけの大型ミュージカルを10日間上演できる地方都市は限られてるだろうと思うのです。もっとも、テグの有料観客1万人、半分はソウル圏の人で、1割はぐらいは日本人と中国人なのかもしれませんが。
ミュージカル『MOZART!』テグ公演は、2月26日~3月7日、ケミョンアートセンター(계명아트센터)にて。
◆「テグのヘファ洞」、テミョン公演文化街
ニューシス 2010.02.25
ケミョン大テミョンキャンパス(계명대 대명캠퍼스)一帯がテグ(대구)の公演芸術文化の中心地として大変身を予告している。
飲み屋と食べ物屋の代わりに、各種の劇団と小劇場が集まり、テグの新たな芸術村として生まれ変わりつつあるのだ。
これにより、南区庁とテミョン公演文化街運営委員会は、この一帯を「テミョン公演文化街」に造り上げることとし、27日宣言式を開く。(略)
テミョン公演文化街造成事業は、各種の劇場、劇団、音楽学院が密集しているケミョン大学校テミョンキャンパス一帯を芸術家たちの自由な創作活動と観客との密接な交流のための公演芸術文化空間として造りあげる。
このため、昨年11月「テミョン公演文化街」を象徴する造形物と案内看板を設置し、現在チケット販売と各種講演情報を提供する総合情報案内センターも運営中だ。
現在、テミョン公演文化街には、劇団ハヌルリム(한울림)、ウジョン(우전)、ビンテージ(빈티지)、イェジョン(예전)、エクター・ストーリー(엑터 스토리)の5ヶ所の小劇場を始め、韓国俳優協会テグ支部、ミュージカル劇団MACなど13の劇団、ヨンナムオペラ団(영남오페라단)とロイヤルオペラ団(로얄오페라단)などオペラ団と各種個人音楽練習室、3つの合唱団事務所と民謡及びプンムル(풍물)教室など50に達する劇団と音楽関連事業が集まっている。
20人ほどの専業美術家のアトリエもある。(略)
イム・ビョンホン(임병헌)南区庁長は「自生的な基盤を元に作られた文化街であるだけに、その流れが持続的に維持されるように、自治体レベルでの積極的な支援と関心を注ぎたい」とし、「将来、テグの代表的な文化商品としてその役割を担ってくれることを期待する」と述べている。
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記事の見出しに「テグのヘファ洞」とあるのは、ソウルのヘファ洞(혜화동、恵化洞)すなわちテハンノ(대학로、大学路)を指しています。ケミョン大テミョンキャンパス一帯を「テグの大学路」にしようということですね。
テグを代表する大学であるケミョン大周辺は、若者の集まる街、大学生の遊び場所として人気の地区です。そこに自然と集まってきた劇団や劇場を自治体が後押しすることにしたというニュースです。
テグは元々歴史も伝統もある町で、都市としての成熟度も高い地方都市です。近年では、他に先駆けてオペラハウスを建設したり、テグ国際ミュージカルフェスティバルを開催するなど、公演文化に積極的な姿勢を推し進めてきた都市でもあります。その裏には、伝統産業である繊維業界の衰退、キム・デジュン(김대중)政権下での不遇などにより、新たな産業育成を迫られていたという事情があるのですが。
先にあげたミュージカル『MOZART!』の記事とも関連しますが、大型公演を支える観客が育ち、公演の市場が形成されつつあるテグ。「テグの大学路」にも期待したいです。
ちなみに、テグ在住時に勤務していたヨンナム(영남)大学校の女子学生たちは皆、「ソウルで一番行きたい所はマロニエ公園、大学路で恋人とデートするのが夢」でした。文化の香り漂うオシャレで素敵な大学路は、地方都市に生まれ育った若者たちの憧れの街。
BIGBANGのコンサートのついでに「MOZART!」を観ました。ウンテさんの歌声は鳥肌モノでしたが、ボンソクさんのレオポルトに共感しジーンとしてしまいました。ソナさんコンスタンチェは完璧だし、シン・ヨンスクさんの歌唱には圧倒されました。ヒョンニョルさんは存在感あるし、ミンギさんはコミカルな演技が可愛かった・・・。スンデさんやヘソンさんも素敵で・・・。本当に韓国ミュージカルの層は厚いですね。インターパーク・グローバルで奇跡的にジュンスのチケットが取れたので、2週続けてソウルへ・・・。折角なので、コニョンさんバージョンも見てしまいました。ああ、テギョンさんのヴォルフガングはどうなのでしょうか?テグに行きたい!(でも・・・もう・・・無理・・・)。
返信削除pinさん
返信削除4人のヴォルフガングの内、3人までご覧になったんですか?
w(゚o゚)w
ジュンスの回のチケットは、本当に奇跡ですね。
韓国のブログを見ても、「鳥肌が立った」という感想が目立ちます。
次回ソウルへ行ったら、OSTを忘れずに買ってこなくっちゃ。
でもやっぱり、生の公演を見たかったです~。