性懲りもなく、11月のマスターズ水泳大会にエントリーしました。
今度は、400m自由形と50m自由形の二種目です。
今月はまだ1mも泳いでないのに……大丈夫なんでしょうか。
明日から 今日から練習再開します。ドロ縄トレーニングです。
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ちょっと前の出来事です。
山手線に乗って座席に腰掛けて本を読んでいました。ふと目をあげると、前に立っている人がくずし字柄のアロハシャツを着てるではありませんか。目の前にくずし字があれば、解読せずにはいられません。職業病です。
ちらちら上目遣いにチェックしたアロハのくずし字は、「君がためをしからざりし」とか、「うきにたへぬは涙なりけり」とか書いてあります。百人一首ですね。一首丸ごとではなく、いくつかの和歌の一部だけを繰り返しプリントしたものです。趣のあるデザインの和柄アロハです。
文字の内容が分かってみると気になるのは、このアロハを着ている人、百人一首の和歌(の一部)が書かれていると知った上で着てるのかなぁ、ということでした。ジーンズは鯉の滝登りの刺繍入り、大ぶりのメタル系アクセサリーじゃらじゃら。「俺は日本男児だ、文句あるか!」って雰囲気のファッションだったんですよね。20代後半と思しき男性です。
「君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな」(藤原義孝)は、「あなたのためには死んでも惜しくはないと思っていた命ですが、あなたと逢った今では長生きしたいと思うようになりましたよ」という恋の歌。
「思ひわびさても命はあるものを憂きにたへぬは涙なりけり」(道因法師)は、「片思いの恋に苦しみながら、それでも命はその辛さに耐えていますが、涙は耐えきれずとめどなくあふれてしまうのです」という意味の、やはり恋の歌です。
こんなふうに恋々とした心情を和歌に読んだりするのが、平安時代の貴族階級「日本男児」なわけですが、山手線の「日本男児」はそのへんも納得して「百人一首の和歌アロハ」を着てたのでしょうか……。
気になるなぁ。
お友達から貰っちゃいました。
名古屋交通局の限定バージョンです。
ありがとうございます。嬉しい~。o(*^▽^*)o
私は鉄道マニアではありません。
私はキティラーではありません。
でも、秘かにコレクションがあったりするのでした。
御用とお急ぎでない方は下の記事をどうぞ。韓国在住時代に書いたものです。
◆地域限定コレクションギャラリー(1)
◆地域限定コレクションギャラリー(2)
(そう言えば、さんまの美味しい季節ですよね。)
今もぼちぼちとコレクション増えてますので、少しずつ紹介できればと思ってます。
突然で驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
ご覧の通り、ブログのデザインを変えてみました。
これまでの【カラフルなビードロ・ビー玉】のテンプレート、とても気に入ってます。
ですが、最近、薄いまだらオレンジの背景に鶯茶の文字というのが、必要以上に目を疲れさせているような気がしてきました。(年のせい?)
試しに【白地の背景+シンプルなタイル】のテンプレートに変えてみました。
前のと比べると、ちょっと淋しいでしょうか。
しばらくこれで続けてみようと思ってます。
韓国ミュージカル情報、話のネタにどうぞ、って話題です。
このブログで「韓国住宅新聞」の記事を紹介することになるとはねぇ。「日本住宅新聞」だって読んだことないのに(存在するかどうかさえ知りません)。
◆ミュージカル「レント」水準高い演技と完璧な舞台演出で連日売り切れ、行列記録
アーツニュース 2009.09.17
現在、韓国で上演されているブロードウェイオリジナルチームの「レント」、この20日までの公演ですが、チケットはほとんど売切、大評判となっています。
「レント」と言えば「ブレークスルーシート」、韓国でも当然やってるものと思ってたら、ちょっと様子が違うようです。
上の記事によれば、「Early Bird for Rent」として、「舞台に最も近いオーケストラピット席を改造した『レント席』チケットを毎回、公演2時間前に先着順10名へ2万ウォンで提供する特別イベント」を行っており、5~6時間前から列を作って待つ「珍風景」が見られるとのこと。
「先着順」では「ブレークスルーシート」の趣旨に合わないような気もするのですが……。だから、「アーリーバード」なのか。
日本でこんなことやったら大騒ぎですよね。始発で来てソワレまで12時間並ぶのは基本、千秋楽公演のためなら寝袋持参で1週間前から陣取るってファンも続出すると思います。
「5~6時間」で「珍風景」というあたりが韓国ですね。
記事ではさらに、終演後のサイン会が大人気なこと、メディアとミュージカル評論家が激賞したため韓国のトップスターが劇場へ足を運んでいること、を伝えています。
名前が挙がっている「スター」は、チョン・ジヒョン(전지현)、オク・ジュヒョン(옥주현)、パク・イェジン(박예진)、キム・ゴンモ(김건모)、ナム・ギョンジュ(남경주)、チェ・ジョンウォン(최정원)、チョン・スギョン(전수경)、イ・ゴンミョン(이건명)、キム・ホヨン(김호영)、ソーニャ(쏘냐)。
すごい顔ぶれですね。こうなると、毎回の客席も見ものでしょう。
ブロードウェイオリジナルチームの「レント」は日本公演を2回見ました。本当にレベルの高い、良い舞台でしたよねぇ。
日本からソウルへ見に行ったレントヘッドもかなり多かったようですが、皆さん楽しまれたことを祈ってます。
◆永宗に「生きる」…10月、7千戸の「大市場」
韓国住宅新聞 2009.09.17
来る10月、永宗島で開発が進んでいる「永宗ハヌル都市(영종하늘도시)」で新たに7000戸の分譲が予定され、注目を集めているという記事です。今後のインフラ整備計画が実現すれば、将来「プレミア」がつくことが期待されるのだそうです。ちなみに「ハヌル」は「空」という意味です。永宗島には仁川国際空港があるからですね。
前にも記事にしましたが、この「永宗ハヌル都市」開発には、14のミュージカル劇場を建設する「永宗ブロードウェイ」計画が含まれています。そして、この10月に分譲される区画は「永宗ブロードウェイ」に隣接しているのだそうです。
記事に掲載されている地図を載せておきます。赤丸が「永宗ハヌル都市」、そのすぐ右下の黒丸が「永宗ブロードウェイ(영종 브로드웨이)」です。
10月分譲でマンション1戸買っておけば、ミュージカルが見放題? 永宗ブロードウェイは徒歩5分!仁川国際空港も車で5分! おひとついかがでしょう? (^o^)b
この記事で見る限り、韓国版ブロードウェイ計画は進行中のようです。がんばれ、仁川。がんばれ、中東オイルダラー。
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韓国版ブロードウェイ
韓国演劇情報/09.04.10
昨年10月、イギリスの役者によるロンドン版「The Diver」を見ました。能「海士」、『源氏物語』「夕顔巻」、能「葵上」、日本で起きた実際の殺人事件(若い女性が不倫相手の幼い子供2人を焼死させた事件)をモチーフとした作品を西洋人(+野田秀樹)が英語で演じた不思議な感覚の舞台でした。
今回は日本版「ザ・ダイバー」。ロンドン版とどう違うのか、入手困難なチケットを何とか手に入れて見に行きました。
2009年8月21日(金)
東京芸術劇場 小ホール1
A列5番
作・演出:野田秀樹
出演:大竹しのぶ、渡辺いっけい、北村有起哉、野田秀樹
ロンドン版の時より、すんなり納得が行きました。言葉のせいだけではないと思うのですが……。
ロンドン版では、モチーフとなっている各素材を無理につなぎ合わせた感じが強かったのです。だから、芝居全体の中で「海士」が取ってつけたように見えましたし、「葵上」の六条御息所と実際の事件の犯人とが女優の中で重ねられると、「六条御息所はそんな女じゃない!」と反発さえ感じましたし。
ところが今回は、母である海士、妻の葵上、愛人夕顔、愛人六条御息所、現代OL、これらの女性が自然に現れたり消えたりしていました。
大竹しのぶが凄かった、のでしょうねぇ。
ロンドン版で大竹しのぶと同じ役を演じたキャサリン・ハンターも素晴らしい役者でした。基本設定はそのままで西洋を舞台に書き換えたら(ハンサムで才能あふれる公爵・気位高い公爵夫人・公爵の愛人の貴婦人の三角関係に、公爵の気まぐれで愛される小間使い、アイルランドの海で犠牲になる母、現代のロンドンの片隅で生きるOL、みたいな感じ?)、キャサリンの持ち味が生きてもっと自然に受け止められたのかも。
今回の舞台を見て感じたことです。
……と書いてて、気がつきました。キャサリン、不倫相手の子供を殺して精神鑑定受けてるOLとしては、舞台上での存在感がありすぎます。身体的にも、演技の質的にも。
逆に、大竹しのぶはいくつになっても「小娘」ができる女優さんなんですね。シアターコクーンの「現代版・桜姫-清玄阿闍梨改始於南米版-」もそうだったのだなぁ。
昨日、教保文庫に注文したDVD が到着しました。「高校ヤルゲ」その他。
教保文庫から適宜来るメール、DHLの配送情報から、次のような進行だったと推測できます。
11日(金)21時頃 注文確定
12日(土) 教保文庫にて商品準備
13日(日)9時頃 教保文庫から発送
14日(月)12時頃 DHLにて集荷
18時頃 インチョン出発
21時頃 成田着
22時頃 通関
23時頃 DHL施設到着
15日(火)13時頃 配達完了
11日夜に決済して注文確定、15日昼に受け取り。 こんなに早いと、海外へ注文しているって感覚じゃないですねぇ。
ところで、今回はソウル-東京直行便でした。えーっ、どうしてぇ?
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韓国に本を注文したら
この秋、上演時間10時間という演劇が相次いで上演されます。
一つは、トム・ストッパード「コースト・オブ・ユートピア」。蜷川幸雄演出で、シアターコクーンにて。
もう一つは、シェイクスピア「ヘンリー六世」。鵜山仁演出で、新国立劇場にて。
どちらも三部構成で、土・日・祝日には三部を一日通しで見られるような公演スケジュールが組まれています。
私の場合、歌舞伎や文楽の公演で一日10時間近く劇場の椅子に座ってる日が、ほぼ毎月のようにあります。「すごいですね~」「眠くなりませんか?」とよく聞かれますが、古典の演目は、ストーリーも見どころも全部分かっているので、途中でちょっと舟を漕いでもあまり問題ないのです。歌舞伎座あたりですと、見どころ以外は目をつぶってるお客さん、結構いらっしゃいます。皆、自主的に休憩時間を決めて見てるんです。
でも、初めて見るストレートプレイでは、そうはいきません。舞台に集中していないと、ストーリーについて行けなくなるでしょう。そして、ストーリーが分からなくなると眠くなり、眠くなるとますますストーリーは分からなくなり……という集中力と理解度の下降スパイラルまっしぐら。いつの間にかぐっすり眠り込んで、はっと目が覚めたらカーテンコール、なんて可能性も……。
そう考えると、10時間は辛そうだな~、でも三日に分けて見るのも大変だし、どうしようかな~、とチケット取りを逡巡しておりました。
ところが、先日偶々「コースト・オブ・ユートピア」のチケットが入手できることになり、それなら「ヘンリー六世」も、と勢いがついてチケットぴあへ。両公演とも一日通しチケットを手配しました。
チケット取っちゃったからには、見るっきゃない。
前日から体調整えて劇場へ行きたいと思います。今から、決闘に向かうような気分です。
本日2本目の韓国映画情報です。驚いたので。
◆「グッドモーニング・プレジデント」著作権、ネチズンにオープン!
アーツニュース 2009.09.14
RSSで記事タイトル見て、「!??」と思って、記事本文へ飛んで行きました。
「グッドモーニング・プレジデント」の製作サイドが、公式に公開する予告編やポスターの著作権をネチズンと共有することにした、と公式ブログで明らかにしたというニュースでした。7月23日の著作権法改正以降、ネチズンへ著作権をオープンしたのはこれが初めてとのこと。
公式ブログ記事はこちら。
★「グッドモーニング・プレジデント」著作権オープン!!!!
(日本語翻訳は文責・加藤敦子。わざと直訳してます。)
「グッドモーニング・プレジデント」著作権オープン!!!!
公開前から熱く愛されている映画「グッドモーニング・プレジデント」の著作権をネチズンの皆さんにオープンします!
ネチズンにオープンする著作権は、10月22日公開前までに公式に公開する広報用の動画と映画スチールに対するものです。グッドモーニング・プレジデント関連資料を自由に活用なさって、継続して映画に対する多くの関心をお願いいたします~
韓国では、今年に入って何度か著作権法が改正されてまして、特に7月23日施行分の改正は、著作権のある画像・動画・音源などを著作権者の許可なくインターネット上のブログやサイトにアップする行為は著作権法違反となる、と解釈できるものでした。
「グッドモーニング・プレジデント」の「著作権オープン」は、改正された著作権法に対応したものです。映画の宣伝効果を考えて、ポスター画像やら予告編動画やら、ネチズンたちに心おきなくペタペタ貼ってもらおう、ということですね。
韓国の著作権法改正と「グッドモーニング・プレジデント」の宣伝資料著作権オープンに対して、「ネチズン」の一人としてエールを送ります。
「グッドモーニング・プレジデント」のポスター画像です。
「国家代表」の「完結版」って。う~みゅ、そんな手があったか……という感じですねぇ。週末の動員数トップ、単純データでは「エジャ」(애자、人名だから「愛子」かな?)、「国家代表」と「完結版」を合算すれば「国家代表」、だそうです。
◆「国家代表」歴代韓国映画興行トップ10進入
マイデイリー 2009.09.13
先日の韓国映画情報でも触れた、現在ヒット中の映画「国家代表」(국가대표)が観客動員累計730万人を突破し、韓国歴代興行成績トップ10に入ったというニュースです。
これまでの10位は「光州5・18」(화려한 휴가、華麗なる休暇)でした。
この記事では、「私たちの生涯最高の瞬間」(우리 생애 최고의 순간)に触れて、「国家代表」は「韓国女子ハンドボールチームのドラマチックなアテネオリンピックを素材とした涙の熱戦ドラマ」である「우생순」のスキー版、としてます。
別記事からの情報ですが、「国家代表」は、先週10日に「国家代表 完結版」という新バージョンを公開してます。「国家代表」でカットされた場面を追加して、新たに編集したもの。
この週末には、「国家代表」が25万8651名、「完結版」が6万3178名の観客を集め、「完結版」を「国家代表」の動員数に合算すると、9月13日までで累計743万になるそうです。
◇「国家代表 完結版」10日公開、「観客にもスキージャンプの魅力を伝授」
アーツニュース 2009.0906
◇<ボックスオフィス>「国家代表」5週目トップ
聯合ニュース 2009.09.14
ちなみに、13日までの歴代興行成績はこんな感じです。
「海雲台」「国家代表」が現在上映中で、どこまで記録を伸ばすか注目されてます。
韓国歴代興行成績(観客動員数)TOP10
(2009年9月14日)
1 グエムル 1301万
2 王の男 1230万
3 ブラザーフッド(太極旗を翻して) 1174万
4 海雲台 1118万+
5 SILMIDO 1108万
6 D-WAR 842万
7 加速スキャンダル 830万
8 チング 818万
9 トンマッコルへようこそ 800万
10 国家代表 743万+
(11 光州5・18(華麗なる休暇) 730万)
◆世界最大の映画スクリーンは永登浦にある
韓国経済 2009.09.11
CJCGVソウル永登浦店スターリウム館に、横31.8m×縦13.0mという世界最大のスクリーンが設置されるというニュースです。ギネスブックに載る世界最大とされるニュージーランドのスクリーンより大きく、ギネス側から世界最大と認定するのに肯定的な回答を得ているようです。
ギネスに載るかどうかはともかく、世界最大なら一度見に行ってみたいですね。
日本最大のスクリーンはどのくらいなのだろうと思って調べてみたら、はっきりとは分からないのですが、ユナイテッドシネマ豊洲の10番スクリーンが22.6m×9.29mで、日本最大級のようです。
同じニュースの記事が日本語でも出てますので、こちらもどうぞ。
◇CJCGV永登浦に世界最大のスクリーンが登場
中央日報 2009.09.13
パルコ9階の劇場へ上るエレベーターで、古田新太さんと乗り合わせました。
たまに(?)ストレートプレイを見に行くと、なぜか古田新太さんと同じ日になることが多いです。不思議。
2009年9月5日(土)19時
パルコ劇場
J列20番台
作・演出:前川知大
出演:佐々木蔵之介、市川亀治郎、中尾明慶、有川マコト、手塚とおる、浅野和之
この世界は3年後に終わるらしい。それを前提に「新世界」が少しずつ準備されてきていたらしい。「旧世界」から「新世界」へは一部の人間だけが移ることができる。「世界の更新」が行われるのは3日後。
父の死を機に会社を辞めて実家に戻ってきた天野(佐々木蔵之介)は、「世界の更新」のことを知る。しかも、実家の経営するコンビニが移行の「ゲート」であるらしいことも。
「世界の更新」を目前に、天野はどうするのか……。
作品のコンセプトは目新しいものではありません。ベースは「最後の審判」、審判の基準は「自分が行きたがる人は行かれない、人を行かせたい人が行かれる」。舞台見ながら、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉が頭に浮かんでました。
この作品の設定上の面白さは、コンビニを「ゲート」としたことですね。コンビニの店内という空間が「新世界へのゲート」という非現実的なイメージ
にマッチしてます。また、根のない浮草のような時枝(浅野和之)や魚住(中尾明慶)がたむろしても、世界の更新を管理しているらしい怪しげな存在の葉刈
��市川亀治郎)と岸(手塚とおる)が出入りしても不自然でない場所なのですね。面白い。
ストーリー上の面白さは、「ゲート」を閉じる「柱」というアイディアを持ち込んだところに生じます。「柱」は最後にゲートを閉じる役。必然的に本人は旧世界に残されますが、その代わり「柱」の家族は無条件で新世界へ行かれるという特典あり。
正義感が強く周囲と軋轢を引き起こしながら生きてきた天野は、自分が新世界へ行かれないことに気づき、せめて「柱」となることで時枝と魚住を新世界に行か
せたいと考えるようになります。が、「柱」になるために必要な資格は、やはり「他人本位」であること。そこから、天野の苦悩が始まります。
「生きることは生かすこと」。頭では分かっても、一朝一夕にできる生き方ではありませんものね。
登場人物のキャラと役者の持ち味がうまく合っていて、見ごたえありました。
目を引いたのは、父親からコンビニを継いだ天野の弟・雄二を
演じた有川マコト。平凡な小市民で、家族思い。有川マコトのほのぼの演技で、雄二には「新世界」へ行く資格も「柱」になる資格も備わっていることが一目で
わかります。雄二(+登場しない父親)の設定と有川マコトの演技が作品世界を支えてるんですね。
面白い芝居でした。興味深く見続けられるのに、登場人物に共感しないという点でも。3日後に世界が更新されるなら、「私」は新世界に行かれるの
か、旧世界に取り残されるのか、自分自身を顧みてもよさそうなのに、そういう考えが浮かびません。地球そっくりの別惑星か、異次元に存在するもう一つの地球での出来事を眺めているような感覚の芝居でした。
市川海老蔵が石川五右衛門を演じた新作歌舞伎「石川五右衛門」。
原作は樹林伸。漫画「神の雫」の原作者だそうですが……「神の雫」、読んでない。テレビドラマ「HERO」の原案を手掛けてるそうですが……「HERO」、見てない。こんな時、ちょっぴり「浦島太郎」を感じてます。
2009年8月23日(日)11時
新橋演舞場
3階2列40番台
作:樹林伸
脚本:川崎哲男、松岡亮
石川五右衛門と言えば、お馴染みなのは南禅寺山門と葛籠抜け。そこに、忠臣蔵ばりの幕開、人形振り、赤爺、鯱つかみ(えーっと、あと何やってましたっけ?)と外連味あふれる趣向を次々繰り出す、飛び道具満載の海老蔵ワンマンショーでした。
各幕はそれなりにまとまった内容になっているのですが、それぞれのトーンがチグハグな印象。
団十郎の秀吉はさすが。団十郎の出る場面は、舞台が歌舞伎座に見えてきます。
前田利家の市蔵、伊賀の頭・百地三太夫の猿弥、霧隠才蔵の右近、三人ともあの程度の役と出番ではもったいない。見せ場、しどころをもっとたっぷり作って欲しかったです。
五右衛門の海老蔵とお茶々の七之助の所作事は、新しい曲、新しい振付としては面白く見られました。が、芝居全体の構成の中では違和感もありました。きちんと歌舞伎になってるのが逆に浮いてしまう、という感じでしょうか。
舞台を見ながら「友情・努力・勝利」という言葉が頭をよぎったのですが、実際は「努力・情愛・勝利」のコンセプトだったのかなぁ、と思ってます。
雨がざーっと降ってきたので、外出のタイミングを計ろうと、東京アメッシュ を見てみました。
いつの間にか、データの更新が10分毎から5分毎になってます。すごい~。
東京アメッシュのお陰で、濡れずに自転車乗って、移動できました。ホント、便利なサイトです。
☆関連記事
降雨情報サイト「東京アメッシュ」
「韓国映画情報/090910」と「CGで話題の韓国CM」、アップしてからリンク先のチェックをしたら、間違いや曖昧な部分があるのに気づいて、記事の一部を訂正補足しました。
興味のある方は再度ご覧下さいませ。トランスフォーマーなアレの変身画像が次々見られるページにもリンク貼りました。
さて、ここ2~3日、いつもに増してPCと向き合う時間が長くなってます。そのせいで、目が疲れるの何のって。
目の周囲の筋肉がこわばって、うまく動かない感じ。ピントの調節が効かない状態です。
こうなると目薬さしても、なかなか回復しないんですよねぇ。
そこで、ふと思い出したのが、以前使っていた眼精疲労にきくというPCソフト。10年ぐらい前からずっと、韓国にいる時も、重宝に使ってました。
今も入手できるかなぁと検索してみたら、開発した会社から権利を譲り受けた会社が事業を継続してくれてました。
「ストレッチeye」。立体視することで、目の筋肉にストレッチ(的な運動)をさせようというものです。目が良くなると話題になった「マジカルアイ」と同じ理屈で、「マジカルアイ」より早い時期に動画で実現していたソフトです。
とりあえず体験版をダウンロードしました。映像を30秒しか見られないのですが、立体視に慣れていればこれで十分です。30秒を数回繰り返して見ればOK。筋肉のこわばりは確実に緩和されます。
立体視って、その日の目のコンディションによって、立体に見える時と見えない時があるんですよね。見慣れている映像や図柄であっても。筋肉がこわばっている時は、立体が浮き上がってきません。
本当は、目が疲れたら、外へ出て遠くの山や緑を見ればよいのでしょうけれど……。
遠くの山や緑がない時、役に立つソフトです。
映画情報と一緒に拾って来た記事です。
韓国で最近話題のCM(韓国ではCFと言います)、最後に動画リンクもご案内してます。
◆映画に<挑戦>する<15秒の美学> CFのCG
中央日報 2009.09.08
映画並みの凝ったCGで注目されている最近のテレビCMの話題です。
紹介されているのは、起亜自動車(기아자동차)の「モーニング(모닝)」、オリンパスカメラ(오린푸스캐메라)の「PEN(펜)」、国際電話(국제전화)KT001の割引サービス「アルチャ(알짜)」のCMです。
それぞれどんなCMかと言うと……。
「モーニング」は車のブランド名ですが、CMで話題になってるのはCGのカンガルーです。日本のCMでも、カエルがバタフライで泳いだり、ペンギンがニューヨークでストリートミュージシャンやって1ドル稼いだりしてますよね。あの系統のコミカルなもの。
「PEN」は、モノクロ風の芸術的映像に、スライムみたいなインクのCGが見もの。韓国のテレビCMでそれ見せちゃうの?とドキドキしましたが、やはりそんなことはありませんでした。……って、これはCGとは別のお話。「ブラックを捨てる」というコピー、商品のウリを知らないのでよく分からないのですけれど……。
「アルチャ」は、携帯電話のトランスフォーマーです。百聞は一見に如かず。トランスフォーマーファンは必見?
各映像は下記リンクからご覧下さい。PC環境によって、読み込みにとても時間がかかったり、視聴できなかったりするかもしれません。そのあたりは自力で乗り越えて下さいますよう。
★起亜自動車「モーニング」
ポップアップの画面で自動的に動画が始まります。もう少し大きな画面で見たい場合は、「Gallery」へGO! 「MORNING CF」をクリックしてください。
★オリンパス「PEN」
自動的に動画が始まります。画面右下の「+FULL」をクリックすると最大画面で見られます。
★国際電話KT001「アルチャ」
画面左下の小さな画面で見られます。もっと大きな画面で見たい場合は、こちら をクリック。バッファリングで、動画が始まっても止まっちゃったりしますが、1回放置しておいて、リプレイすれば普通に見られます。
ちなみに「トランスフォーマー」と言えば、私が好きなのは これ です。オプション利用で、>ここまで変身できる らしいです。すっごく欲しい。子供いないのに。
9月10日時点での韓国映画情報です。
もう一つ拾ったのですが、実は映画のニュースじゃないし、どんどん長くなっちゃうので、改めて別記事にします。
例によって、記事のリンク先は韓国語サイトです。リンクが切れてたらごめんなさい。
◆「グッドモーニング・プレジデント」10月22日公開確定!
アーツニュース 2009.09.09
チャン・ジン(장진)監督の新作「グッドモーニング・プレジデント(굿모닝 프레지던트)」、先日、第14回釜山国際映画祭のオープニング作品に選定されたのに続き、一般公開日も決定しました。10月22日。
今年、韓国では大統領経験者が二人亡くなって、それぞれに大きな話題となりました。そんな年に大統領映画が製作されるというのも不思議な巡り合わせでしょうか。
韓国行きの日程、真剣に考えねば。
◆8月韓国映画占有率67%…18か月ぶり最高
マイデイリー 2009.09.09
「海雲台(해운대)」と「国家代表(국가대표)」のダブルヒットで、8月のスクリーンは韓国映画が67.1%(67.0%とする記事もあり)を占めたというニュースです。60%を超えるのは「追撃者(추격자)」が大ヒットしていた昨年2月の69.1%以後、1年6ヵ月ぶりとのこと。
観客動員数の方も、8月の韓国映画は1455万4551名に上り、2007年8月「D-WAR(디 워)」と「光州5・18(화려한 휴가、華麗なる休暇)」がヒットした際の1744万4293名以来の高水準だそうです。
余談ですが、韓国の観客動員数って、1名単位まできっちり出してくるのが面白いですね。どうやって統計とってるんでしょ?
さて、「国家代表」は韓国では全く注目されてないオリンピック種目のスキージャンプを描いた映画で、地味な作品だと思ってたのですが、驚きの興行成績をあげてます。
オリンピック競技ものと言えば、2004年アテネオリンピックの韓国女子ハンドボールチームの実話をもとにした「私たちの生涯最高の瞬間(우리 생애 최고의 순간)」。あれは感動的な映画でした。興行成績も400万を突破して、まずまずのヒットでした。
「国家代表」がその上を行くとは……。来月まで上映してくれないかなぁ。見たいよぉ~。
◆70年代ハイティーン映画の代名詞「高校ヤルゲ」を今、DVDで見る
中央日報 2009.09.04
韓国映像資料院(한국영상자료원)の古典映画コレクションDVDで、1970年代代表作シリーズの第一弾として、青少年映画の代表作「高校ヤルゲ(고교얄개)」が9月4日発売されるというニュースです。
「高校ヤルゲ」は、1976年製作、ソク・レミョン(석래명)監督による1976年製作で、小説「ヤルゲ伝(얄개전)」を映画化したもの。当時25万人の観客を動員したそうです。
70年代は、ソク・レミョン監督の「ヤルゲ」シリーズ、ムン・ヨソン(문여송)監督の「ホントホント(진짜진짜)」シリーズ、キム・ウンチョン(김은천)監督の「高校(고교)」シリーズなどの競作により、ハイティーン映画のブームだったとのこと。
「ヤルゲ」シリーズの中で最も成功した「高校ヤルゲ」では、1970年代最高のハイティーン・スターに出会えるそうです。
タイトルの「ヤルゲ」は、生意気な小憎らしい言動をする者、のようです。初めて聞いた単語だわ。
リンク先記事に載る当時のポスターが興味深いです。原作小説は「1,000,000部突破人気小説」だそうで、ミリオンセラーだったんでしょうか。ホントかな。
右上の宣伝コピーは
先生は昨日の
お前と俺は今日の ヤルゲ!
弟たちは明日の
とあります。なるほど、シリーズ化しやすそうな。
教保文庫(교보문고)に早速「高校ヤルゲ」DVDの注文しちゃいました。だって、同様の古典映画コレクションの「下女(하녀)」は発売15日で完売したそうなので。
面倒なネットバンキングに、香港・名古屋ルート。毎回苦労と心配の種は尽きないのですけれど、その分楽しみも大きいのです。
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教保文庫から無事到着
昨日午後、S社から「明日までに○○ついて書いていただけますか?」という依頼が来ました。追って、可能かどうか電話で確認も。快く了承しました、もちろん。
夜になって、B社から「××のお原稿、進捗いかがでしょうか?」というお伺いメールが来ました。やばい、締切過ぎてる仕事です。
今日、「○○について」のコメント、2時間程度で仕上げるつもりが、きっちり調べてたら5時間もかかってしまいました。それでも何とか、ワードファイルと参考画像のデータをメールで送信して、完了。
これで今晩と明日は「××の原稿」に集中できるぞ、ガンバロ~、と思ってたら、P社から「△△について再確認お願いします。なるべく早く」というメールが来ました。
○○の件で、5時間、机の前から一歩も離れず仕事に没頭してたんだから、ちょっと休ませて~。
ということで、現実逃避 息抜きのため、ブログ記事など書いてみました。
先日のこと。
出かけようとしたら、近くの商店街にこんな屋台が。
子供の頃、夏休みになると家の近くに「きびだんご」と「わらびもち」の屋台が来ました。とっても食べたかったのですが、母親に「きびだんご、買って~」と言うと、「あれはこーんなにちっちゃくて、つまらないからダメ」といつも却下されてました。
大人になったら自分のお金できびだんごをお腹いっぱい食べよう……と心に誓った夏の日。
ところが大人になったら、「きびだんご」は世の中から消えてました。岡山でいそいそと買った「きびだんご」は、私の知ってる「きびだんご」とは似ても似つかぬもの。
憧れのきびだんごは幻に。
それが、ある時、突然蘇ったのでした。96年頃だったと思います。東向島に昔ながらの東京のきびだんごを復活させたお店ができたのです。早速買いに行ってみると、まさに長年夢見た憧れのきびだんご。
私が韓国へ行ってる間に、こんな風に屋台で売りに来るようにもなりました。
子供時代の夢を叶えるのは今。
屋台でこんなふうに作ってます。
左がきびだんご、10本500円。右がわらび餅、3本300円です。
きびだんごは茹でたてなので、すぐに食べてしまいました。美味しい~。
幻の「きびだんご」を復活させて、私の夢を叶えてくれたお店は こちら 。今は浅草にも支店があるんですね。今度行ってみよう。
坂東三津五郎出演ということで出向きました。三津五郎の現代劇を見るのは、2007年7月ダンダンブエノ双六公演「砂利」に続いて二度目です。
2009年7月14日(火)14時
新国立劇場小劇場 THE PIT
A席 D1列12番
作:坂手洋二
演出:鵜山仁
出演:坂東三津五郎、たかお鷹、村上淳、田中裕子
三部構成。第一部「頼政と鵺」。かつて鵺を退治した頼政が、宇治川で鵺の怨念とも思われる怪しい女と出会う。第二部「川向こうの女」。現代のある川辺で、男が昔別れた女に出会う。その川辺は、怪物が現れて子供を食べるという噂の場所だった。第三部「水の都」。現代のベトナムと思われるアジアの国で、行方不明の夫を探しにきた女と夫の仕事関係者である男、ガイドの現地人青年の三人が、夫ムラカミを探して地下の工事現場へ入って行く。
社会の中で虐げられ歪められた者が「鵺」となるという発想から、現代社会における敗北、裏切り、疎外、差別、貧困などが生み出した異形の鵺を描いています。
現代社会を穿つというような「社会性」の観点からは評価される作品かもしれませんが、演劇的表現は不十分に感じられました。能を意識しているのか、妙に抽象的で。
同じモチーフで小説を書けば、読みごたえのある重厚な作品、あるいは、斬新で尖鋭的な作品になりそうだと思いました。膨大なリサーチが必要でしょうけれど。
古典を踏まえた作品って、作者・演出家がバイアスのかかった解釈をするってことでもあるのですよね。古典を専門とする立場からは、自分のイイタイコトのために「鵺」を利用しないで、と思ったりも。
役者・坂東三津五郎の能力を十二分に見せてくれる舞台、見たいなぁ。
「グッド・バッド・ウィアード」(Good.Bad.Weird)を見る前に、このタイトルの元になってる「続・夕陽のガンマン」(英語題:The Good, the Bad and the Ugly)をTSUTAYAで借りて見ようと思いました。が、ネットで調べたら、あいにく貸し出し中で返却予定は13日とのこと。
ま、仕方ないか……と映画館へ出向きました。
2009年9月7日(月) 10時30分
TOHOシネマズ シャンテ
自由席
舞台は日本が傀儡政権を置いて支配していた戦前の満州。「宝の地図」を手に入れた変な奴ユン・テク(ソン・ガンホ/송강호)を、良い奴パク・トウォン(チョン・ソンウ/정성우)、悪い奴パク・チャンイ(イ・ビョンホン/이병헌)が追い、満洲の広大な原野で馬賊やら日本軍やら入り乱れる中、最後に宝の在処にたどり着くのは誰か、という物語です。
ソン・ガンホ大好きな私は、たっぷり楽しめました。映像は、最初から最後まで、スピード感と迫力にあふれる追いかけっこと銃撃戦の大活劇。そこにソン・ガンホのコミカルな芝居がはさまります。
この映画は、韓国の映画館で韓国人と一緒に大笑いしながら見たかったです。日本のお客さん、笑い所で笑ってくれないので。
「宝の地図」なんて子供だましのアイテムなのに、ソン・ガンホが手にしてるとリアリティが生まれます。さすがソン・ガンホ。
イ・ビョンホンのあれは、やっぱりサービスカットなんでしょうねぇ……。
チョン・ソンウの闇市の空中戦、見ものです。
冒頭場面で、ソン・ヨンチャン(송영창)とオ・ダルス(오달수)が登場。嬉しい~。何て贅沢な脇役陣!
さて、この作品、韓国国内で公開されたものとカンヌ出品時のものと編集がかなり異なっているのだそうで、日本で公開されたのはカンヌバージョンがベースとなってるようです。韓国公開版は、オ・ダルスが最後にも登場するし、独立軍がもっと活躍するらしい……。
先日入手した韓国のDVD は、DISC1が「韓国バージョン」、DISC2が「インターナショナルバージョン」となってまして、両方が丸々見られるようです。後で見なくちゃ。韓国バージョン。
さてさて、帰宅途中、ふと思いついてTSUTAYAへ寄ったら、あった~!「続・夕陽のガンマン」。早速レンタル、速攻視聴。
いや~、マカロニウェスタンって面白いんですねぇ。南北戦争中のアメリカで、善玉・悪玉・卑劣漢の三人が20万ドルの金貨の在処をめぐって争うお話。三つ巴の追いかけっこに南軍・北軍が絡みます。
ストーリーが面白くて映像がいいので、飽きずに見ました。シークエンスの一つ一つをたっぷり撮っていて、全編162分の長尺なのですが。テレビ放送とDVDパッケージ販売が映画製作の前提となってる現代では作り難い、古き良き時代の映画です。
肝心の「グッド・バッド・ウィアード」との関連は、直接的ではありませんけれど、おぉ!と思わされる場面があり。インスパイアーされた作品とのつかず離れずの距離感、キム・ジウン(김지운)監督、うまいなぁと思いました。マニアな方には、「続・夕陽のガンマン」、お勧めです。
前から欲しかったのですが、友人との会話に後押しされて買っちゃいました。デジタルメモ「ポメラ」 。
ブロードウェイミュージカル「RENT」の幕間。
友人がポメラで今見たばかりの第一幕の感想を入力してました。
なな「いいな~、ポメラ。私も欲しいんですよねぇ。」
友人「大人なら買うんだ! チケット1枚分なんだから。」
なな「そうですよねぇ。……でも、芝居のチケットとポメラだったら、チケット取りません?」
友人「それはそう……いや、大人は両方買うんだ!」
「大人」って何だろう?という疑問はさておき、ヨドバシカメラのポイントを利用して、12,000円ほどの出費で購入に至りました。「RENT」のチケット代とほぼ同じです。「RENT」もポメラも両方買っちゃう「大人買い」?
昨日の記事にも載せましたが、早速使い始めてます。便利です。軽いし(約370g)、小さいし(W145×D100×H30)、起動早いし(約2秒)。
但し、この記事を見て欲しいと思った方、ちょっと待ってください。
今月25日にシャープから モバイルインターネットツール「NetWalker」 が発売されます。軽くて(約409g)、小さくて(W161.4×D108.7)、起動早くて(約3秒)、ネットできて、OpenOffice 搭載です。
これも実物見たら欲しくなりそうです。大人は両方買う?
江戸東京博物館の特別展 「写楽 幻の肉筆画」 へ行ってきました。
↑ 江戸東京博物館HPからお借りしました。
この展覧会は、ギリシャ・コルフ島にある国立コルフ・アジア美術館のマノスコレクションからの出品です。このコレクション、1世紀近く、ほとんど人の目に触れなかった幻のコレクションだったそうで。
昨年、日本からの調査チームが所蔵品を調査し、その結果、これまで全く知られていなかった写楽の肉筆の扇絵が発見されました。それが「幻の肉筆画」です。
ただでさえ作品の少ない写楽の新発見作、それも肉筆画ということで、かなり話題になりました。
そのあたりの経緯は、主催者でもある読売新聞が作ってる 公式サイト に詳しいです。
実際の展示は、この扇面画以外に、屏風、初期浮世絵、摺物など120点余りが出品されています。
さて、一番の見ものの扇面画は、なるほどね~、という印象。上に揚げたバナーの左の図がそれです。小さな扇面の絵は独特の筆致が一段と強く感じられます。横には、同じ役者を描いた写楽の別の絵との比較パネルも用意されていて、楽しめました。
他にも良い作品いろいろ。気に入ったもの、目についたものを書き留めておきます。
「韃靼人狩猟図屏風」六曲一隻。筆者不詳ながら、江戸時代前期・17世紀後半の作と考証されています。この絵が、韃靼(タタール)人たちの虎狩りを描いたものなんですね。面白い。小ぶりなところも好みです。こういうの、自分の部屋に欲しいな~。
初期の紅絵で、佐川近信の「初代市川門之助の花売り」。初めて存在が知られた絵です。それどころか、作者も今回初めて知られた人。でも、とても良い役者絵です。保存状態も非常によくて、色がきれい。
仕事直結では、五代目市川団十郎の役者絵が二種類。春章と春好。うわっ、こんな絵、ありましたっけ。手元のデータ、確認しないと。
春章「寿世嗣三番叟」も要チェックだ~。
時間の都合で1時間程度の観覧でしたが、充実した時間でした。会期終了間近の混雑を懸念してたのですが、それほどのこともなく。ストレスなく見られました。
会期は週末9月6日(日)まで。気楽に楽しめますので、お勧めです。
彩りがきれいなので撮ってみました。 江戸東京博物館のレストランにて。
展示は、夏前から話題になってた 「写楽 幻の肉筆画」 です。追ってレビューも書きますね。
このサイコロステーキ丼は、なかなか美味しいです。とりあえず。
久しぶりの韓国演劇情報、来月「笑の大学」再演です。
例によって、リンク先は韓国語サイト、リンクが切れちゃったらごめんなさい、です。
◆ポン・テギュ、ファン・ジョンミンが初演した作家役に
ネットワーク新聞 2009.09.01
このタイトルでは「?」かもしれませんね。
三谷幸喜『笑の大学』(웃음의 대학)がソウルで再演されます。昨年の演劇熱戦2では、作家役をファン・ジョンミン(황정민)、検閲官をソン・ヨンチャン(송영창)が演じ、チケット完売、大好評の舞台となりました。
今回は、作家役を演劇初挑戦のポン・テギュ(봉태규)が演じます。検閲官は、前回と同じソン・ヨンチャンにアン・ソクファン(안석환)が加わってダブルキャストになるとのこと。
演出は前回同様、イ・ヘジェ(이해제)。
う~ん、このキャスティングは面白そうです。ダブルキャスト両方見たいですねぇ。
公演は、10月2日~来年1月31日まで(オープンランという情報もあり)。大学路・文化空間イダ1館にて。
◆地域文化会館、公演製作のため一丸となる
聯合ニュース 2009.09.02
各地の地方自治体(市・区)レベルの文化会館が協力して共同公演を製作している、という最近の傾向を紹介したニュースです。
テジョン文化芸術の殿堂(대전문화예술의전당)、テグオペラハウス(대구오페라하우스)、コヤンアラムヌリ(고양아람누리)が、ドニゼティのオペラ『愛の妙薬』を共同製作、9月17日テジョン公演を皮切りに3都市で舞台を行うとのこと。
また、来月にはマネスのオペラ『ウェルテル』を、ウィジョンブ芸術の殿堂(의정부예술의전당)、ハナム文化芸術会館(하남문화예술회관)、ノウォン文化芸術会館(노원문화예술회관)など地域の文化会館3か所が共同製作。
コヤンアラムヌリとテジョン文化芸術の殿堂は、演劇『オセロ』を共同製作し、今年4月にテジョン公演、5月にコヤン公演を実施した実績もあるそうです。
これまでソウルで製作された作品をそのまま舞台にかけることで満足していた各地域の文化会館にとって、この共同製作は、独自のコンテンツを能動的に確保して地域の文化会館の役割を果たし、地元の人材を活用して地域の芸術を活性化できるという意義があり、さらに費用負担を軽減できるというメリットもある、と分析されてます。
今後より多くの公演場が共同製作に参加する見通しとのことで、継続して注目していきたい話題です。
日本で同様の動きってあるのでしょうか?
6月の現代劇南米版「桜姫」 に続く、7月のコクーン歌舞伎「桜姫」。
1994年から始まったコクーン歌舞伎は今年で10回目。10回の内、9回見てます。精勤賞なら貰えるかしらん。
2009年7月12日(日)12時
シアターコクーン
M2階R10番
作:四世鶴屋南北
演出:串田和美
出演:中村勘三郎、中村橋之助、中村七之助、笹野高史、片岡亀蔵、、坂東弥十郎、中村扇雀、他。
歌舞伎の伝統的な演出手法に慣れた目には、串田和美のコクーン歌舞伎の演出は面白いです。発想も見せ方も。
その一方で、力のある現代演劇の演出家というのは、歌舞伎役者を駒として使っちゃうのだなぁという失望感を味わいました。歌舞伎役者の身体は即歌舞伎の芸に通じるものなわけですが、それを封じるような演出を採用しちゃうんですよね。歌舞伎役者の身体をあえて封じているのか、身体に重きを置いていないのか、それは分かりません。もしかしたら、串田和美は歌舞伎の台本をそのように解釈しているのかもしれません。
そういう演出なのだと言われればそれまでなのですが、歌舞伎役者の「芸」を見たい私には、そんなことしなくていいから普通に役者の芝居を見せて~と、欲求不満の蓄積する舞台なんですよねぇ。
今回の舞台で言えば、役者が台車に乗って動く演出。役者が舞台を歩く姿、その足取りを見られないというだけで、こんなにもどかしく、フラストレーションがたまるとは。
日頃の歌舞伎見物では、飛び六方などの特別な場面でなくても常に歌舞伎役者の足取りを強く意識していたのだと、自分でも初めて気づきました。
コクーン歌舞伎の演出で役者が駒として使われているような感覚は、勘三郎が平成中村座を始めて小さな小屋での歌舞伎芝居が可能になって以降、特に強くなったように感じてます。伝統を重んじた現代の歌舞伎芝居は平成中村座、現代演劇としての歌舞伎芝居はシアターコクーンと、勘三郎が使い分けているのかなと思います。
6月の南米版現代劇、7月のコクーン歌舞伎と二種類の「桜姫」を見て。正直、歌舞伎の「桜姫東文章」ってもっと深く面白い作品のはずなのだけれど……という思いが拭えません。
「桜姫東文章」、歌舞伎座さよなら公演で見たいものです。
願わくば、昭和60年のあの舞台と同じく、仁左衛門・玉三郎で。
先日 韓国ミュージカル「GAMBLER」 のチケットオープンをお知らせしましたが……。
今日、阿青さんのからの情報で、残念なことに公演が中止になったと知りました。
インターパークチケットではすでに、公演中止と払い戻しの告知が出ています。
ホ・ジュノ(허준호)、イ・ゴンミョン(이건명)、キム・ホヨン(김호영)、皆、スケジュール空いちゃうのかな。あぁ、残念な。もったいない。
中止の理由は、いずれ伝わってくるかな……とも思いますが。
「갬블러」でニュース検索すると、8月30日16時52分付で 「歌手ビョル、来月ミュージカル初挑戦」 (市民日報)、8月31日15時10分付で 「ビョル、初ミュージカルデビュー霧散」 (ニュースEN)という記事が出てきます。突然の中止決定だったようです。
韓国で暮らしていた時、「韓国は『1、2、たくさん』ならぬ、『今日、明日、未来』という国。明後日の予定や約束はどうなるか分からない」と思ってました。芝居の初日や映画の公開日も同様。
なので、今回の「GAMBLER」も、「今日、明日、未来」だから初日前日まではどうなるか分からない、と心の片隅で思ってなくもなかったのですが、まさか実際に公演中止になるとは……。
ショックでもあり、残念でもあり。はぁ。