韓国では、分からないことは直接訊くのが一番です。
ある公演会場へ、最寄駅からの所要時間を確認したくて、直接電話しました。週末のマチネ&ソワレ梯子計画を左右する、重要な情報なのです。
先方の担当者は、駅からの道を丁寧に説明してくれました。そして、
「チケットを予約なさいますか? この電話で予約できますが……。」
う~ん、そう言われると予約しちゃいたいのですが、本当にできるのかな?
「えーっと、この電話で予約して、当日お金を払ってもいいですか?」
「少しお待ち下さい……お支払いはこの場でクレジットカードになります。」
問題はそこです。韓国では意外に海外発行のカードが使えない場合が多いのです。
「私は日本人で、日本で発行したカードしか持ってないんですが、それでも決済可能ですか?」
「大丈夫だと思いますが……。」
チケットの等級と座席位置の希望、カードの番号・有効期限など、チケット購入に必要な情報を伝えて、待つこと30秒。
「決済できましたので、チケットをお取りしました。」
あら、できるんだ。
チケットサイトなどネットでのショッピングでは、普通、海外発行のカードは利用できません。でもそれはシステム運用上の制限で、しかるべき立場の人がやろうと思えば可能なのですね。
カード情報のセキュリティ面からは危険もあるので、あまりお勧めはできませんが、どうしても取りたいチケットを入手するには有効な方法です。販売元に直接電話。
電話したもん勝ちなのです。
旅行初日の出来事、もう一つ。
部屋でネットできないのは不便なので、別料金を払っても有線LANにつなごうと考えました。せっかくノートブック持ってきてるんだし。
そこで、まず正確な課金額を確認すべく、フロントに電話しました。
「部屋で使うインターネットですが、これ、別途料金が必要なんですよね?」
「インターネットは無料でございます。」
「ん? 部屋に料金の案内が置いてありますが……。」
「ただ今、イベント期間中で無料です。料金を請求することはございません。」
えーっ! それなら料金案内を撤去しておくか、無料イベントの案内を置いておけばいいのに。フロントに直接尋ねた人だけが、「無料」情報を得られるなんて。……と思うのは日本人。
「無料」を期待してなくても、フロントに直接問い合わせれば、こんな「成果」を獲得できちゃうのが韓国です。
電話したもん勝ち、訊いたもん勝ち。韓国の掟です。
確かに聞かないとだめってことはあるみたいですね。聞くと親切に教えてくれるんですが、、、。そのあたり、アメリカ系の航空会社に近いのかな。リクエストしないと、何もしてくれないけど、リクエストするときちんと応えてくれる、、、、。日本人には、あまり評判が良くないですけどね。
返信削除問題は語学力だなぁ、私の場合。聞けない、、、、(爆)。
のだとおるさん
返信削除コメントありがとうございます~。
> アメリカ系の航空会社に近いのかな
あぁ!確かに!
何も言わないと放っておかれるけど、言えば親切に対応してくれる、って感じですよね。米系も、韓国も。
UAに乗ってそれが分って、機内食のデザートのケーキのお代わりを注文してみたことがあります。ちゃんと持ってきてくれました。
> 日本人には、あまり評判が良くないですけどね。
そうでしょうねぇ……。「不公平感」が生じちゃうのかなぁ。で、「全員同じ」とか「誰でも分かるように表示」という流れになって。
「訊いたもん勝ち」と、ちょっと煽ったタイトルつけてますが、韓国も米系航空会社も
・何も言わない人=現状に満足している→対応の必要なし
・何か言う人=熱意がある/問題を抱えている→対応すべき
という考え方が根底にありますよね。
韓国語がちょっとできると、すごく親切にしてもらえますよ~。ポイントは「ちょっとできる」ってところです。
自分の国の言葉を、下手でも一生懸命しゃべってくれる外国人って、嬉しいですものね。