2009-10-09

韓国演劇情報/09.10.08

 久しぶりの韓国演劇情報です。オフ・テハンノなんて言葉があるんですね。




本当の演劇の真の姿に出会える「第8回オフ・テハンノ・フェスティバル-フェミニズム演劇祭-」
 ニューステージ 2009.10.08

 10月7日から11月23日まで「第8回オフ・テハンノ・フェスティバル-フェミニズム演劇祭-」が3・1路倉庫劇場(삼일로 창고극장)で行われる、というニュースです。
 劇団3・1路倉庫(극단 삼일로 창고극장)、劇団チョンイェ(극단 청예)、劇団レジスタンス(극단 레지스탕스)、劇団チョンウォン(극단 전원)、劇団森(극단 숲)、劇団カヨン(극단 가영)が制作・参加するフェスティバルは、忘れられた演劇の本質を探そうという企画。

 今回のフェスティバルは、大学路界隈の商業主義で膨れ上がった演劇環境と劇場中心の非合理的な制作実態を変化させるために、中堅・新人の演出家が意気投合して作った実験的な演劇祭で、新作、翻訳劇、翻案劇など多様な試みの作品が上演されるそうです。

 公演は次の通り。フェスティバルの副題に「フェミニズム演劇祭」とあるように、いずれも「女性」をテーマとした作品です。

10月7日~14日 劇団3・1路倉庫劇場
「秘密を話してあげようか(비밀을 말해줄까)」
10月17日~24日 劇団チョンイェ
「箱の中の女(상자 속 여자)」
10月26日~11月2日 劇団レジスタンス
「メディア(메데아)」
11月4日~11日 劇団チョンウォン
「チョングさんとオクスンさんの窮屈な権力関係(종구씨와 옥순씨의 불편한 권력관계)」
11月13日~20日 劇団森
「ミス・ジュリー(미스 줄리)」
11月22日~29日 劇団カヨン
「彼女、ゴドーを待ちながら(그녀, 고도를 기다리며)」

 一部で高く評価されている中堅・新人演出家による「オフ・テハンノ・フェスティバル」。今年のフェスティバルでもそれぞれの演出家の独特の持ち味が遺憾なく発揮されるだろうとのことです。

 将来楽しみな若手の演出家・俳優を見つけ出せそうな演劇祭ですね。面白そうです。日替わりで上演してくれれば、1週間滞在して全部見るって荒業も可能なのですが。

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2 件のコメント:

  1. いいですね「オフ・テハンノ」。
    日本にはここまで劇場が集まっている場所がないから、こういう言葉使えないですものね。
    オフ下北沢とか、オフ日比谷…?違う!
    新作や創作ばかりでは分からない~と思ったら古典もやっているようで。
    「ミス・ジュリー」は、ストリンドベリの「令嬢ジュリー」のことかしら?
    「メディア」はギリシャ悲劇かな。
    これなら観ても大丈夫そう。
    「彼女、ゴドーを待ちながら」って何でしょう(笑)
    まったく、世界中の演劇人がいろんな形でゴドーさんを待っているのにちっとも現れないんだから!

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  2. 阿青さん
    オフ・テハンノ、楽しそうですよね。
    記事ではそれぞれの作品の内容についても簡単に触れているのですが、長くなりそうだったので割愛しちゃいました。
    明日にでも簡単に記事にしてみます。自分の備忘録にもなりますから。
    ゴドーさん、お会いしてみたいです。ううん、会わなくていいや、待ってみたいです。ゴドー待ち参加希望って感じです。

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