韓国演劇情報/09.10.08 への追加情報、「第8回オフ・テハンノ・フェスティバル」で上演される各作品の内容です。出典は同じ こちら の記事。
「秘密を話してあげようか」
PMS(月経前症候群)にかかっている女性主人公を通して、周期的な身体的・心理的不安状態に苦痛を感じている患者たちの物語。さらに、彼女たちの犯罪行為は刑法上の責任の領域でどのように見るべきかを描いている。
「箱の中の女性」
社会的な固定観念に囚われて生きる女性たちの姿を描く。
「メディア」
時間的・空間的に馴染みのないギリシャ神話をモチーフにする。自分の思想と感性によって変形するエウリピデスの戯曲を再構成。そこに、現在の時代性をオーバーラップして今を生きる女性たちの姿を投影した。
「チョングさんとオクスンさんの窮屈な権力関係」
論理的な大学教授チョングさん(男)と不安な心理を抱えた女子大生オクスンさんを通して、変化する権力関係を物語る。
「ミス・ジュリー」
男性と女性という性の葛藤、貴族と下人という階級の葛藤、過去と未来、理想と現実、欲望と社会的体面、貧富の格差などに対する多様な問題点を提起する。
「彼女、ゴドーを待ちながら」
サミュエル・バケットの「ゴドーを待ちながら」を女性的視点から眺めた作品。浮浪者ウラディミールとエストラゴンを、街をそぞろ歩きする女性のイメージとしてとらえる。また、彼女たちが待つゴドーとは果たして何なのかを考察する。
「フェミニズム」というテーマの下、各作品の演出家がどんな演出手法を見せてくれるのか興味津々。
現在の韓国社会で「女性」がどのような状況にあるのか、どのように捉えられているのか、を見てとれるという点でも面白そうだと思ってます。
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韓国演劇情報/09.10.08
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