2009-11-24

三度目の本音?

 11月23日(月・祝)
 勤労感謝の日ですが、大学は普通に授業日というところが多いようですねぇ。

 午後、国立能楽堂で「天地人之会」。金剛流の能って、それと意識して観たのは初めてかも。

 能楽堂でソウル女子大の教え子と久しぶりに会ったので、近況を聞いてみました。すると、「大学院への進学について迷ってるんです」と。それなら相談してくれればいいのに、と言ったら、「メールしようと思ったんですけど、私は日語日文じゃなくて国文(=韓国文学)だったし……いけないかと……」。

 う~ん、私は全く分け隔てしてないのですけれど、そういうの。そのことがちゃんと伝わってなかったか~と、反省しました。
 韓国は師弟関係が密な分、指導担当の先生/学生とそれ以外の先生/学生とで付き合い方をきっちり変えるのが普通だったりするのです。先生の側も学生の側も。韓国社会では、そうするメリットもあるのでしょう。
 でも、「外国人」の私の場合、学生の社会的・文化的属性によって付き合い方を変える必要も意味もなかったので、学生に対して「私は日本人だし、指導教授とか関係なく、勉強したい人は誰でも指導するしアドバイスするからね」とメッセージを出し続けていました。そのつもりでした。でも、彼女にはうまく伝わってなかったみたいで。学生の立場では、すんなり「あぁ、そうなんだ~」とは思えないのでしょうね。「日本文化」を勉強した学生は、どこかで必ず「日本人は『建前』と『本音』がある」って教わっていますし。

 「それじゃ、今度メールしてもいいですか?」と聞かれたので、「もちろん! いつでもメールして!」と答えました。が、あと2回ぐらい「いつでも連絡してね!」と念押ししとかないと、メール来ないかもしれません。
 「日本では、何か誘われたり勧められた場合(例えば「お茶飲む?入れようか?」の類)、2度目までは辞退しなければいけない、その上で3度目に言われたら、その時初めて相手の誘いや勧めに乗ってもよい」と「学習」してるんですよね、彼女たち。

 日本の人間関係、相手の言葉を言葉通りに受け取ると痛い目見ることがあるのは事実ですが……困ったもんだ。

 観能後、友達とお茶しながら、あれこれおしゃべり。短い時間でしたが、楽しかった~。

 夜は読書。ちょっと早めの午前1時就寝。

0 件のコメント:

コメントを投稿